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マスク熱中症は労災になりうるか!?

新型コロナの影響で、企業等でもマスクの着用を必須としているところは多いだろう。

しかしこれから、日本は酷暑を迎えることになる。さらには、湿度が高くなって、不快指数がえげつないことになる地域も多い。

そのため、「マスク熱中症」というものが懸念されている。この記事を書いている5月13日現在でさえ、すでにマスク熱中症のような症状を訴えている人が存在する。

マスク熱中症が懸念されるのなら、もはやマスクをすること自体が良いことなのかどうか真剣に考えるべきとは思うが、なぜか、人々はマスク効果を過信し、熱中症にならないためのマスク着用方法を模索する。いっそのことやめてしまえばいいのに・・・。

そこでだ。

従業員にマスクの着用を義務付けている企業等も、マスク熱中症については真剣に考えたほうが良い。

というのも、マスク熱中症が労災となってしまう原因となりうるからだ。

労災認定されるのは、傷病を負った従業員が、使用者の指揮命令下にあり、業務に起因して発症した場合などだ。

従業員が勝手にマスクをしているだけならまだしも、企業がマスク着用を義務づけていれば、それは使用者の指揮命令となりえて、業務の一環とみなされる可能性がある。そこで、たとえば、従業員が仕事の一環で会社内を歩き回ったり、重い物を運んだり、暑熱環境で作業したり、外回りをしたりしたことで熱中症になれば、企業側は労働基準法や労働安全衛生法などに基づいた責任を追及されうる。

もちろん状況にもよるので「必ず」とは言えないが、そういう可能性がある!ということは、ひとつ気にしておくべきだろう。

なお、新型コロナやマスクについては触れていないものの、下記では労働災害としての熱中症について詳しく述べられているので、参考にしてみてはいかがだろうか。

労働災害としての熱中症(ヘルス出版)

また、新型コロナ関連の労災に関しては別の記事にもまとめてあるので、こちらも併せてお読みいただければと思う。

出勤して新型コロナにかかった場合、労災認定されるのかどうか?

話が変わるが、マスク熱中症を防ぐ方法は色々あるので、また改めてまとめたいと思うが、とにかくこまめな水分補給は絶対欠かせない。マスクをしていようがしていまいが、これは関係なく大切なことだ。

そして、願わくば、マスクへの過剰な信用は避けよう。みんなマスクしているからマスクは安心なはず!と無意識のうちに思い込んでいるなら、それは危険。何事にも、メリットとデメリットが存在する。その両者をてんびんにかけて、自分なりに必要か不必要かを考えるべきだろう。