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ネガティブ上司は部下を潰す!

あなたのまわりにはネガティブ上司はいませんか?

ここでいうネガティブ上司とは、何かにつけて後ろ向きな発言をする人のことを指す。実際その上司の性格がポジティブかネガティブかはともかく、あなたに対してネガティブな反応をとる人のことをいう。

そういう上司がいたら要注意だろう。
そういう上司は、知らず知らずのうちに、部下を潰してしまう。

ネガティブ上司の発言例

まずは、ネガティブ上司の発言例をあげていこう。というか、私の上司の例ばかりだけど 笑

あなたの上司にも、同じような感じの人がいるかもしれません。

「何かあったら責任問題だよ」

自分が何かミスをしたりヒヤリとしたとき、上司はここぞとばかりにこれを言い放ってきたりする。

「あのね、何かあったら責任問題だよ。気をつけないとダメだよ」

・・・いや〜、今想像しただけでもげんなりする。これ、言う必要あるだろうか?

責任問題??

たしかに、私にもある程度の責任がある。そんなことはとうに分かっている。

きっと上司は、本当に部下のためを思っては言っていない。責任をなすりつけようとしているのと、教育をきちんと行っている(自分は正しいと主張する)フリをしているだけだ。

中には、責任感が重すぎるあまり、思わず言い放ってしまう上司もいるだろう。が、そこには「自分だけ責任を負うのはやだ」とか「自分も昔は責任持てと言われたから」という、イヤ〜な感情が根底にあるはずだ。

責任なんてもんは、知っていようがいまいが、つきまとうもの。わざわざ言うことでもないし、責任があるないにかかわらず、失態をおかさない努力は必要だ。

そもそも、ミスした本人は、言われなくても、責任を感じて凹んでいるものだ。

「そんなことしても意味ないよ」

何か試しにやってみたいことがあるとき、一応上司に相談することがある。報連相が大事だというからねw

しかし、大抵は却下される。

「そんなことしても意味ないよ。今はとにかく、与えられた仕事を正確にこなしてねって、前にも言ったよね?」

・・・これも、言われた暁にゃ、げんなりだ。

上司は、意味があるないで生きているのだろうか?

たしかに無意味な結果になるかもしれないが、それは試すからこそ分かるもの。上司はすでに試して結果が分かっていても、部下自体は未経験。未経験のものは、経験してはじめて分かるものなのだ。

学校でやった理科の実験だって、出来レースって分かりながらもやっただろう。炎色反応の実験で、緑の炎になるって分かっていても、本当に緑になったら「わ〜すごい!!」ってなる。そして身にしみて分かる。

仕事にも、そういった体験は必要なのだ。

失敗したっていい。

え?いざ失敗すれば責任問題にかかわる?

いいんだよ別に。そんなことでクビにしたいなら、そォれ かかってこい!

え??上司のクビが飛びかねない?

そんな覚悟がないなら、上司を辞めてしまえ!

「あの人、根に持つタイプだからね」

これはつい先週あった体験だ。

ちょっと怖いと噂の女性社員(しかもある程度偉い人)がいて、たまたま、彼女とお話しする機会があった。

私は内心ドキドキしていたが、案の定、彼女の言葉づかいはハッキリしており、早口だし、威圧感もあった。

でも、私がフリーランスだったときにお世話になった人と少し雰囲気が似ていて、なんとなく喋りやすく感じた。あちらの気迫に乗るかのように会話した。「なんだ、物言いはハッキリしているが、案外気さくな感じで話せる人じゃないか」と思った。

そのときはそれで事が済み、私はホッとした。「少しは仲良くなれたかな?」とも思った。

そしたらその後、私の上司はこう言った。

「気をつけてね。あの人、根に持つタイプだから。今の会話の中で言われたこと、きちんと覚えておかないと、この先ずーっと根に持たれるよ?嫌われたらおしまいだよ?前にも言ったけど、いろんな人がいるから、誰とでもうまくコミュニケーションできる力をつけないとダメだよ。どの会社に行っても同じだからね」

・・・ん?

ななななんで私は怒られてるんだ??

なんでこんなにも説教されなきゃならないんだ!?

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いや〜まいった!!
そしてドッと疲れた。

そんなに私、危なっかしかったんだろうか?

怖い女性社員との初めての会話。あまり気さくに話していたのが、パニックっているように見えたのだろうか?

それとも、たまたま会話がうまくいってしまったので、それを認めたくなかったのだろうか。。

謎だ。

でも、人のことをあまり悪く言うのは良くない・・・というか馬鹿げている。

たとえ要注意人物だとしても、嫌われたら嫌われたらそれでいい。評価が下がろうが、そんなことどうでもいい。嫌われるも嫌われないも、評価されるもされないも、自分が決めることではないし、コントロールするようなものでもないので。

上司はこの世の何を知って発言したのだろう?

いまだに謎すぎてたまらない。

「この先、もっと仕事が増えて大変になるから…」

これは新しく入ってきた人が言われやすいと思う。

現状の仕事でいっぱいいっぱいになっていたり、時間がかかっていたりすると、

「この先、もっと仕事が増えて大変になるから、早く今の仕事を覚えてね。覚えようとしないと、いつまで経っても成長できないし、この先大変になるのはあなただからね」

と言う上司。

ああそうですかと言いたくなる。

萎えるわ。

仕事が増えるのは分かる。大変になるのも、仕事なので仕方がない面はある。そして何より、上司は部下を疑っている。成長する気がないと勝手に判断している。

本当は自分へのしわ寄せを恐れているのだろうか?

もっとモチベーションを上げる発言はできないのかと思う。私も実際上司になったら、似たようなことを言ってしまうのだろうか?

イヤだな、それは。

「どこへ行ってもうまくやっていけないよ」

今の職場をやめようとした人の中には、上司から言われたことがある人も少なくないだろう。

私の場合は、コミュニケーションに関する価値観を上司に話したときに言われた。

私は、基本、嫌われるときは嫌われてもいいし、好かれる必要はないし、付き合いたくない人とはドライに付き合えば良いと考えている。

それを上司に話したところ、

「でも、それじゃあどこへ行ってもうまくやっていけないよ。この社会は人同士のコミュニケーションで成り立っているんだから、人を選り好みできないでしょ?」

ということを言われた。

・・・これは、なんというか、価値観を否定されると、まるで人格まで否定された気分だね。けっこう凹みました。。

そもそも、上司はこの世の何を知っているのだろう。「どこへ行っても」と言うが、その「どこ」とはどこなのか。

一瞬上司に問いただしたくなったが、無駄な時間になるのと、ああだこうだで言い負かされるだけだから、私は引き下がった。

ネガティブ上司の存在のメリットとデメリット

ネガティブな上司の悪い点は、割とすぐ思いついてしまうが、実は良い点もある。

以下、あくまで部下視点からまとめてみた。

メリット

・業務に慎重になれる
・危険予知能力を身につけられる
・さらに上の上司からの信頼を得られやすくなる

という感じだ。

言い方は悪いが、うまく利用すれば自分の成長につながるし、自分自身の職場内での安定的地位を築くこともできるかもしれない。

デメリット

・冒険心やモチベーションを削ぎ落とされる
・つまらないし窮屈
・心が病む

以上の悪い点は、仕事のミスの抑制やリスクヘッジ、そして快適な職場環境を形成していくうえで、間違いなくマイナスになってしまう。

ネガティブ上司の対処法

答えはただひとつ。

「「 回避せよ 」」

以上。

・・・だけだと不親切なので、補足します。

まず、相手のネガティブさを変えることは、あなたには無理だ。他人を変えることは非常に難しい。

本人に直接「あまりネガティブなことを言わないでほしい」と頼んでみるのも手だが、いったん改善しても、またすぐに元通り。ネガティブ上司は、そうしたくてやっているのだから。仮にそうしたくなくても、長年の人生で築き上げられた性格を変えることなど、よほどのことがない限り難しい。

さらに、余計なことに労力を割くことも無駄なので、やはり回避することが一番の対処法。

では、どうやって回避するか?というと、

・さらに上の上司に異動を希望する(またはネガティブ上司の異動を懇願する)
・転職する
・受け流す

のいずれかだ。

異動は実現可能性が不確実なので、現実的ではない。が、生活のために仕事を辞めるわけにもいかないので、やむをえない対処法といえる。上に相談する際は、あくまでも建設的に話すように。ネガティブ上司のことを悪く言っても、上の人は聴く耳を持ちやしない。

退職は実現可能性が高いが、引きとめにあったり脅しにあったり批判されたりする可能性があるので、毅然とした態度が必要だ。かつ、次の職場のこともあるので、計画的に。

受け流すのは最も現実的かもしれない。ネガティブな事を言われても、あーハイハイとスルーする。現実的ではあるが、自分の軸をしっかり持っていないと影響されるので、難しい部分はある。また、気まずい空気になる可能性もあるので、諸刃の剣かも。

だが、ネガティブ上司に好かれる必要はないんだから、受け流すことから始めてみてはいかがだろうか。

ただ、やるべき仕事は、スルーせずにきちんとこなす。これは守るべし!

ネガティブは思考停止状態。そして部下を潰す

ネガティブ上司は、元々ネガティブなのか、実はポジティブなのか、それは分からない。

だが、ネガティブは発言は、言い放った本人自身をネガティブにするし、部下をもネガティブにしてしまうリスクがある。

そうやって得られたネガティブな状態は、いわば思考停止状態。心が死んでいる。

ある意味、それはそれで安定はしているのかもしれない。最悪なケースを考えつつ、それ以外の余計な事は考えないで業務をこなしたほうが、会社にとっては好都合だったりする。

しかし、そんな人を上司に持った部下にとっては、はなはだ疲れる存在でしかない。

部下のモチベーションは下がり、かえってミスが増えることさえある。

「サンタクロースに会いたい」と一生懸命手紙を書いている子供に対して、「そんなのはいないよ」「彼は実はこんな性格でこんなに怖い人なんだ」と言っているオトナと同じだ。

すると子供は筆を置き、手紙をくずカゴに棄てるだろう。その手紙が幼稚園で与えられた宿題であっても、子供は書かない。書いたとしても、なんとも生気のないものになる。

そして子供は夢を見なくなるし語らなくなる。ちょっと思っても、口には出さなくなり、生真面目な人間になってしまうだろう。

そう、ネガティブ上司は、部下の可能性を潰しかねないのだ。部下も部下で、その上司を信用しなくなってしまう。

でもネガティブ上司は必要悪。部下にとっても良い反面教師

ネガティブ上司のことを悪く書きすぎたが、必要悪でもある。

そういう人がいるからこそ、組織の安寧を保てるし、行きすぎた挑戦を阻止し、組織やプロジェクトの空中分解を未然に防ぐことができる。

部下にとってはいい迷惑だが、思考を転換し、反面教師として見ることができる。

良いところだけは取り入れみて、良くないところは絶対にやらないようにするのだ。

で、あまりにウザい存在なら、あなた自身が変わり、新たな環境を求めるべきだろう。心身を壊したり、ネガティブな思考に染まってしまったら意味がないので。。


・・・と ああだこうだ書いたが、単純に、ネガティブってやっぱり良くない。伝播しやすい。

人間は十人十色だから仕方がない面もあるが、やはり付き合いたくない人とは最低限の関わりだけをしたいものだ。

「打ち解ければ、ネガティブな事を言ってきやしないよ」と考える人もいるだろうが、それも一理あるだろう。

だから、その辺は多少バランスの問題になるのかもしれないね。