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日本の残業大好き人間よ、見よ!これが「本来の働き方」だ!

今日は休み。

しかし朝、もう少し眠るつもりが、仕事のことが頭の中に浮かび、早く目が覚めてしまった。

そこで二度寝を試みたが、スマホを開いて下記の記事を読んでしまったことで、ついに二度寝することができなかった。それくらいの素晴らしい内容。

16時に仕事が終わるフィンランド人の満足生活
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200110-00322282-toyo-bus_all

幸福度ランク「世界1位」のフィンランド、午後4時に帰る「100%を求めない」働き方https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200111-00010637-bengocom-bus_all

日本の残業大好き人間よ!そして世間よ!いや、文化よ!

爪の垢を煎じて飲め!!

・・・と言いたい。

とにかく上の記事を読んでいただきたいが、ざっくりまとめると、フィンランドは、

  • 16時になったら帰りましょう!
  • そのためにもタスクは少なめに!
  • 残業ダメ!ルールはルール!
  • 仕事はしっかり!趣味もしっかり!
  • それこそ仕事のできる人!
  • 仕事中もコーヒーブレイクで快適に!
  • テレワーク(自宅で遠隔勤務)も全然あり!
  • 自分は自分!人は人!他の人は残業?そんなん知らん!
  • ワークライフバランスを守り抜く!

といった特徴があるとのこと。

もちろん問題点もるようだが、一人当たりのGDPが日本の1.25倍で、2年連続で幸福度1位。夏休みも1ヶ月あるらしい。

もう常識レベルまで文化になっているみたいだから、すごい!うらやましすぎる!!

・・・と言いたいところだが、これが当たり前の姿だと私は思う。うらやましがっている場合じゃない。

正直、私は、フィンランド人となら話が合いそうな気がしてきた。日頃自分が考えていたこととほとんど同じだからだ。

自分も、16時とまでは言わないが、ある程度早めにケリをつけて、残業0、趣味にも没頭できる時間をつくり、可能なら休日も週に2,3回とり、心身ともにすこやかに人生を送られるようにすべきだと考えている。基本的にはね。

しかし、日本では到底無理な話だ。

私の上司は「そんなの綺麗事だよ?」と片付けてしまったし、所長は普段「一日中とは言わないが、いつでも職場に居るくらいの意気込みを見せろ」と体育会的発言をしている。

私の勤務する社労士事務所の見込み客(会社経営者)の中にも、「今の社労士さんは18時過ぎると電話に出てくれない。でも、夜中は流石に無理だろうけど、せめて20時くらいまでは付き合ってほしいの。そのために高いお金を払ってるんですもの。困ってるときに相談できる相手がいないのは、プロとしてどうなのと思いますよね」とのことだった。「勝手に困ってろ!」と叫びたくなったが、所長は大いに共感していた。

気持ちは分からないでもない。

でも、私は御免だ。

体育会系である所長だと、我々従業員にも強要しかねない。事業主たる所長がひとりで相手にすれば良いと思うので、願わくば、従業員にまでは強要しないでほしい。

それが私の願いだ。

私は仕事が嫌いなわけではない。やりたくて就いた仕事なので、モチベーション自体は高い。

ただ、日本の労働文化がフィンランドのように良くなってほしいと思っているのだ。そのほうがみんなハッピーだろう。

ところが、今の日本では、残業せずに「今日は終わりました」となると、顧客満足度は落ち、売上にも響く可能性が高い。先ほどの見込み客のように、実際困ってしまう人もいる。

だが、緊急性がない限り、翌営業日以降に処理すりゃ良いじゃないか。何をそう慌てる?スローに生きようよ。

どこもかしこもそれが当たり前の文化になれば、そう簡単には文句は言わなくなるだろうし、「16時過ぎたなら仕方ないね」で済むようになる。お互いね。

だから、残業で対応してくれなかったとて顧客満足度は落ちなくなる。それどころか、残業で対応したら「あっちが残業して対応してくれるなら、こっちも残業しないとね」と思われかねず、かえって顧客満足度は落ちかねない。

私はそんな文化を望んでいるし、一人前の社労士を目指す者として、そういう信念を抱きたいものだ。可能ならそういう働き方を進んでやりたい。その道の専門家が模範的な姿を見せられなくてどうするのだ!(事務所にいる以上は思い通りにはならないだろうけど 怒)

上の世代の人からは「甘ったれんな!大人の社会を知れ!」と叱られそうだが、きちんと退勤時間を守れないところの何が大人だ!次世代の人たちに快適な労働環境を残してあげられないところの何が大人だ!子どもたちに「仕事も趣味も楽しいよ!」と言えないところの何が大人だ!!

笑わせるな。

まあでも、みずから仕事をしたい人の権利を奪うつもりはないので、やりたい人はどんどん仕事すれば良いと思う。厳密に言えば労働と仕事は別。今回の話はあくまで労働の話。

ただ、日本人の特性として、他の者が残業していたら自分も残業しないといけないという暗黙の了解みたいなのがあるので、文化として残業無しが当たり前になるまでは、労働大好き上司も、とりあえず潔く定時退社すべきだろう。

思えば、仕事と趣味が完全イコールの関係でない限り、残業が好きな人はあまりいない。

どうですか?

貴方もきっと、残業が無いのが一番だし、それを守るのが本来あるべき姿だと、心のどこかで思っているはずだ。なのに、ああだこうだ屁理屈をこねて、残業を仕方ないもの、あるいは正当なものと「みなそう」と、もはや次元の違う努力をしている。

仕事が大好きな人でもメリハリのある職業生活を望んでいるだろうし、余裕がありつつも生計の成り立つ職業生活を送りたい!とは思わないだろうか?

一部の残業正義マンに媚びへつらったり、見えない何かに責め立てられたりして、多くの人が意に反して残業を当たり前のものと捉えているこの現状では、社会はそれ前提にしかまわらない。

思考停止になれば「そういうもんだよ」で済むけれど、私はそう済ませたくない。日本はフィンランドになる必要はないが、あやかるべき点は数多い。

微力ではあるが、こうやって発言したことが、もっと多くの人の目に入るとありがたいので、是非どんどんシェアしていただけると幸いです。