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私の 自閉症スペクトラム障害(ASD) と 強迫性障害(OCD)

2022年、一発目の記事。
あけおめ♪

以下、キレイな言葉でまとめようとして書いたので、そのあたりをご考慮の上でお読みいただければ幸いです。

改めて簡単に自己紹介すると、私は以前に「強迫性障害(OCD) 」の確定診断を受けた無職男。「あれも汚い、これも汚い」と気になり、生活に支障をきたすレベルだ。
今は就労移行支援事業所に通い、就労のための訓練を受けつつ自己理解を深めている。

昨年春には、強迫性障害の治療とは別に、WAIS-IV という心理検査を受けた。この検査により、少しでも自分のことを深く理解し、今後に生かそうと思ったのだ。また、前々から人とのコミュニケーション等でトラブルがあったので、何か発達障害があるのでは?と思ったのも受検した理由のひとつ。

その WAIS-Ⅳ の結果は、下記の順で数値が高かった。

 ワーキングメモリー指標(WMI) > 処理速度指標(PSI) > 知覚推理指標(PRI) > 言語理解指標(VCI)

ワーキングメモリーが最も高く、言語理解が最も低かった。ブログを書いているのに言語理解が一番低いとは何事だ…!
とはいえ両者の差(ディスクレパンシー)は極端に大きいものではなく、そこまで問題視されるものではなかった。

なので、WAIS-IV の結果だけで発達障害とは診断されず、いわばグレーということで一旦は終わった。
(そういえば初診か2回目くらいのときにAQテストっていうのもやってたけど、それも考慮されてたのかな。。)

だが、就労移行支援事業所に通って自己理解を深めていると、やっぱり自分のコミュニケーション能力の低さや、対人における疲労感、妙なこだわり等々が気になって仕方がなかった。

そこで2021年の終わり頃、子供の頃からの特徴的エピソードを医師に伝えたところ、発達障害のひとつである「自閉症スペクトラム障害(ASD) 」であることが告げられ、正月を挟んで書面にて確定診断が下りた。

ネットで調べてみると、WAIS-IV だけで確定診断が下りる人もいるみたいだが、本来 WAIS-IV は参考資料のひとつにすぎないらしい。私の場合 WAIS-IV だけでは判断材料とはならず、診察やカウンセリング、過去のエピソード、そして強迫性障害という精神疾患を持っていること全てをひっくるめて、総合的に判断されたのだと思う。

以前から確定診断を受けている強迫性障害は、もちろん今も変わらず強迫性障害の病態を表している。だからこれはこれで暴露反応妨害法(ERP) という心理療法で治療を進めているし、発達障害関係なくそれで良いんだろう(注:素人見解です。以下同様)。

だが、自閉症スペクトラム障害が根底にあることを考えると、人一倍 物事に対するこだわりが強くなったりして、やがて強迫観念に発展し、強迫行動が表れやすいのではないかという気もする。

自閉症スペクトラム障害の人がルーティンワークを好んだりこだわりを持ったりする一方で、強迫性障害の人は 強迫観念 → 強迫行動 → 一安心 → 強迫観念 → 強迫行動 → ……というサイクルを何度もやったりする。なので、表面上は似通っている部分があるし、併発するという話も聞く。

ただ、私は、好んで強迫観念を抱いているわけではない。バカげた儀式的行為とかしなければ遥かに生活が楽になると思う。でもその反面、「それこそが自分であり、変わりたくはない」といった思いも存在する。「強迫性障害であることがアイデンティティーなのだ。なんで強迫性障害を忌避しないといけないの?それこそツラいよ」と囁き続ける自分もいる気がするのだ。

この先、強迫性障害を完治させることは至難の業だろう。んなこと言ったら「治す気ないのかよ!」と怒られそうだ。うん、治す気がないのでしょう。現に父親には「いつまで患っているんだ!」的なことを言われている……が、本当は治ったらいいなという、まさにカオスな状態。

自分で自分がよく分からない

まあ、負担のない程度に、根気良く改善していければいいと思っている。むしろ、あえて忌避せず、この障害を受け容れつつ乗り越えようと思う。

もちろん強迫性障害が無いに越したことはないので治療をやめることはしない。が、何かに夢中になって生きていたら、知らないうちに改善していた……という感じで、気楽に治療に励んでいければいいやって思う。自閉症スペクトラム障害については生まれ持ったものなので根本的に治すことはできないけれど、視野をなるべく広く持って、悪い強迫観念・行動を悪化させないよう努めていきたい。

……という感じで、まとまりのないお話でした!