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何じゃこりゃ!?「10倍売る人の文章術」レビュー

あまりこんなことを書くと誹謗になってしまうので良くないと思うが、ちょっと書いてみる。

「10倍売る人の文章術」

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・・・この本、ダメだわ。

なにがダメって、、、ずばり、

話が入ってこない。。というわけで、早速レビュー、行ってみよう!

翻訳文がとにかく読みにくい

著者は、アメリカ屈指のセールスライターであるシュガーマン。決して怪しい人ではないし、実力者なんだけど、彼が書いた文の翻訳文が、とにかく頭に入ってこないのだ。

訳し方が悪いとか良いとか、そういうことではない。というかその辺よく分からない。私が馬鹿なだけかもしれない。

けど、同じ文を何度も読んでしまい、あげくには眠気との闘い。読めど読めど前に進めず、無限の階段を上っていくような感覚に陥った。ああ、いつまでこの調子がつづくのだろうか、と。

著者自身の話が多すぎる

それから、著者の自分の話が多すぎる。

欧米の人は自己主張が大きいと聞いたことがある。アピールもするし、自分の意見をきちんと伝えるといったこともよく聞く話だ。
※ 私は留学経験がないので、本当のところは分からない。

仮にそうだとしても、「私は私は」とか「私の事例では」といったような論調が多すぎて、あぁ分かったから結論は??と思ってしまう点が数多くあった。短気で申し訳ないとすら思ったよ。

講義を想定して書かれていたのかもしれないが、本には向かない気がする。もっと要点をまとめれば、半分くらいのページで済んだのではないか?と思った。

眠気が増した原因は、そういうところにもあったに違いない。

ただ、このあたりは読み手の性格や感覚にもよる。人によっては読みやすいと感じるかもしれないので、一概に悪本とは言えない。

セールスコピーに対する基本的なスタンスが中心

セールスコピーに関する内容はというと、そこまで悪いものではない。

売りたいモノについての知識を増やし、あとは22のテクニックや22の心理作戦で売上を伸ばそう的な感じだ。

ライティングスキルというよりは、あくまでもライティングの基本やスタンスが中心。

本のタイトルはうさんくさいけれど、これといった具体的な裏ワザはないし、ペテン師になりうるような怪しい手法もない。至って真面目な内容で、かつ、いろんなシーンで応用のききそうなものだった。

ただ、基本的なことばかりなので、これまでにある程度勉強をしてきた人だと退屈するような内容。あるいは、買って損したと思う人もいるかもしれない。

タイトルがあまりにインパクトがあるし、カバーも空色とショッキングピンクで目立つ。それに釣られて買ってしまう人もいると思うが、基本を知っている人にはオススメしない。

この本が向いていない人と向いている人

というわけで、向いていない人と向いている人をまとめてみた。

向いていない人

・すでにセールスコピーの勉強をしてきた人
・すでにセールスで成果を出してきている人
・ライティングの裏ワザを知りたい人
・ライティングのテクニカル面を深めたい人
・サクサク読みたい人

向いている人

・これからセールスコピーの基礎を学びたい人
・具体的なテクニックよりも基本スタンスを学びたい人
・理屈よりも、成功者の実例に学びたい人
・他人の話を聴くのが好きな人
・翻訳文が苦ではない人

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この本の悪い評判とよい評判

私の意見ばかりではいけないので、ほかの人の評判もご紹介したい。

悪い評判

職業が物書きなので、参考になるかと思い、購入しました。翻訳の仕方あるいは、日本語と英語の違い、などに問題があるようで、残念ながらあまり参考になりませんでした。
(Amazonのレビューより)

日本語訳の問題でしょうか、読んでいても消化不良感があり、内容が頭に入ってきません。
また目新しいテクニックや使えそうなセールスコピーもなく、ただありきたりのことが
書かれてあるだけのような気がしました。
(Amazonのレビューより)

まずはじめに言いたいことがある。
文章についてのテクニックは、ほどんと書いてない。
それどころか、

・商品は値下げをしたら売れる
・専門家の意見を入れたら売れる
・きちんと商品情報を入れましょう
・ベネフィット(利便)を入れましょう

というような、誰もが思いつく事を書いてるだけ。

(Amazonのレビューより)

良い評判

良い文章がたくさん載った本は、いろいろ見ました。
でもこの本には、「良い文章を書ける術」が載っていました。
しかも読みやすい!
ぐいぐい続きを読んでしまう書き方だったので、
さらっと読めてしまいました。
これ1冊読み終わって、実際仕事をしてみると、
文章だけでなく、マーケティング、人との会話の仕方など、
幅広い面で自分の考え方が変わっていることにビックリ!
今後も、この本に書かれていることをベースに、
スキルアップを目指したいと思いました!
(Amazonのレビューより)

コピーライティングを全くやったことが無く、ネット業界で業績を出されている方が非常におすすめされていたので購入しました。

ピンクと青の色の組み合わせは少し怪しいですが(笑)、初心者でもとても分かりやすい内容です。
全くやってことの無い方でも、書き方が一から書いてあるので、実際に行動にも移しやすいです。

授業形式で本が進んでいきますが、翻訳でも臨場感は充分に伝わってきます。

さすが、名コピーライターですね。

(Amazonレビューより)

コピーライティングを学ぶおすすめ本

「10倍売る人の文章術」
(ジョセフ・シュガーマン)

内容が勉強になるのはもちろんですが、生粋のコピーライターが書いただけあり、この本自体がグイグイ読ませてきます。

解説されてる内容が体現されており、つい読んじゃう文章を体感できます。

総評

総じて評価してみると、良書だ。

だが、翻訳がやや抵抗があるのと、内容的に基本的すぎること、そして著者自身の話が多く、科学的な解説がほとんどないことがネックかも。

それが気にならないなら “買い” 。

それとは別に、この本から学べることも多い。たとえ読みづらくとも、学び取れるものを学び取り、今後に生かす。それが大事だ。


以上、「10倍売る人の文章術」に関するレビューでした。

なんか酷評みたいになってしまったが、悪い本なら紹介はしない。

セールスコピー、セールスライティングを学びたい人は、是非一度手にとって読んでみてほしい。必ずや学び取れるものがあります。

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