★当ブログでは、Googleアドセンス広告や、記事によってはアフィリエイト広告を貼付しております。

強迫性障害と言っても信用されにくい。だって基本的に元気なんだから

私は今、強迫性障害という精神疾患を持っている。

思い返せば、10代の後半あたりから徐々に出てきたかな。20歳くらいで潔癖症が急激に悪化し、その後は「これ以上悪くならないように」と意識しながらここまできた。

ずっと「自分は潔癖症なのかな。性格の問題かなな」と悩んできたが、昨年11月に精神科を初受診後、強迫性障害が明らかになった。今は自宅療養で服薬治療をしている。

しかしこの強迫性障害。なかなか厄介なものである。

強迫性障害と言えば聞こえは悪いものの、もしそう診断を受けていないなら、潔癖な奴だとして、性格の問題で終わってしまいかねない疾患なのだ。

もちろん、他人にも潔癖を強要したりすれば「こいつ異常だわ」とは思われるが、所詮は「変な人」。潔癖以外にも、こだわりを持って完璧を目指してしまったりするけれど、それもただの「完璧主義」とか「神経質」で終わってしまう。

もし、職場とかでもアルコールスプレーを肌身離さず持ち歩き、しょっちゅう手洗いばかりしていたとしても、やはり「潔癖 “性” 」で終わってしまい、「仕事のときくらい我慢しろ」と言われるがオチだ。今なら新型コロナ対策も関係し、なおさら見過ごされやすいだろう。

私も、実際に前職で言われた。

「アレコレがタリラリで気になる」と所長に相談したが、「あなたは給料をもらって働いているんだ。我慢料だと思ってやれ。みんなも我慢してるんだ。そんなの気にしていたら社会ではやっていけない」といったことを返された。

いや、そのときは潔癖というより、本当に汚かったのだ。私に仕事を教えてくれる上司がマスクもせずに咳をし、それが頭や顔に何度もふりかかったのだから。。

・・・思い返せば枚挙にいとまがないが、内心すごく辛かったのに、まともに取り合ってくれなかった。当然、所長たちへの信頼は薄らぎ、不満ばかりが募った。

今の職場でも、極力自分を抑えて(というより別人格を演じて)我慢している。幸い休職中であるが、執務時は、そりゃ、色々気になる事があった。潔癖は我慢して我慢してなんとか乗り越えられても、やはり確認行為や不安や被害意識が繰り返された。そのせいで、やるべきタスクがかえって増えたり、優先順位が狂ったりして、焦ってミスも増えた。また、ある上司は陰口を言うようになり、ついには上層部まで動き出し、私はクビ(退職勧奨)へと追い込まれた。

はたから見ていれば、ただの変わった人。そして間に合わない人。こだわりの強い人。賢そうに見えて、案外抜けてる人。

上の話を聞くに、私はそんなふうに見られているっぽい。

そのくせ、いざ強迫性障害の休職診断書を提出しても、

「え、、!?元気なのに、何で急に??」

と言われる始末。

まあ、それは無理もないか。私は確かにミスは多かったが、耐え忍んで、なるべくノーマルな人間に見えるように演じていたから。

心が弱ったときもあって “中等度のうつ状態” と診断されたが、“うつ病” ではないため、元気な人を演じる余力はあった。電話も来客対応も卒なくこなし、会話もまあできたし、他部署の同年代の人とは普通に面白い話もできていた。もちろん、遅刻欠勤も無しだ。

でもそれらは、ある意味、強迫観念から来ていたものでもある。「真面目な社会人を演じなければならない」というような観念だろうか。

それを強く持つことができたから、私はぎりぎりフツーな人としてやってこれた。汚い(と思っている)ものも我慢できたつもりだ。

過去に独学で合格できた社労士試験は極度な自制心から達成できた面もあるし、満点で一発合格できた日商簿記2級の検定試験も、ある意味満点への執念から達成できたものだ。

一見優秀な人に見られるから職場でも期待されていたが、なになに、それらはきっと、強迫観念が手伝っていた部分も大きい。

だからか知らないけれど、私は疲れた。

今、こうして休養をとりながらブログを書いているが、やはりどこか疲れてしまっている。

別の精神病を患っている知り合いにカミングアウトしたが、彼女は「これまで頑張ってきたのだから、しっかり休んで」とアドバイスしてきた。また別の精神病を患っている友人も、「中途半端にせず、しっかり休んで治療に専念したほうがいい」と言ってくれている。

そうか、そういうもんなんだ、、、と思ったが、ここはひとつ、おとなしく休んでおきたい。

職場の偉い人は、私が休職診断書を出しても「あなた自身は休むつもりか出勤するつもりか」と言ってきたが、休職診断書はいわばドクターストップだ。潔く休む(じゃなきゃこんな問題 も生じうるし)。

親も「そんなにひどいかな?フツーに見えるけど」と言うが、うむ、たしかに元気で、体も心もきちんと動く。・・・しかし、強迫行為は全然消えず、また、薬による副作用でボーッとしたりもして、自分の中では葛藤モード、戦闘モードなのだ。

治さねば、治さねば。。

そういう強迫観念もある。きっとよろしくない。

治ればいいかな。

そのくらいゆったり構えておくくらいがちょうどいい気がする。

そして今後のキャリアとかライフスタイルについても、のんびりのんびり、少しずつ少しずつ、考えていきたい。

とにかく柔軟に生きることを優先したい♪