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サードパーティCookieの廃止でブログ界隈にも大打撃!?対策は・・・

今回は、久しぶりにITネタ。

ブログを運営している人でまだ知らない人がいたら、これは把握しておいたほうがいい。

Google、サードパーティー製CookieのChromeでのサポートを2年以内に終了へ

これが何を意味するのかといえば、ブログで収益をあげている人にとって、大幅な収入減となる可能性があるということ。

Google AdSense やさまざまな ASP アフィリエイトで収益をあげている人は、今や少なくない。でも、その人たちの生きる道が閉ざされかねない大事件となるわけだ。

サードパーティ Cookie とは

Google AdSense については、サードパーティ Cookie の機能に依存している。

この美味しそうな名前の機能は、要は、足どりを追う技術。

足どりというと聞こえはいいが、ユーザーの一部の情報を保存しておくための技術だ。このお陰で、何らかのサービスに再ログインするときに、IDを再入力しなくても済む場合があるし、省略できる場合もある。

サードパーティ廃止で訪れる広告収入減

サードパーティ Cookie は、ユーザーがどんなページをたどっているかといった情報も保存している。

そのお陰かそのせいか、ユーザーに適した広告が各サイトに表示されたりするのだ。あなたも、「え!?なんで私の興味のある商品の広告が表示されるの??こわーい!!」となった経験、一度はあるだろう。まさにサードパーティ Cookie のしわざだ。

ユーザーの足取りを保存しているからこそ為せるわざ。しかし、ユーザーの情報を抜きとるなど、たいていの人にしてみれば気持ち悪いことだ。だから、サードパーティ廃止の動きは致し方ない。それどころか、歓迎すべきことなのかもしれない。

これにより、ユーザーに適さない広告が表示されるようになる可能性が高まる。すると、ユーザーは広告をクリックしなくなる。それどころか、アダルト関連の広告が表示されてしまうと、仕組みを知らない人からしたら「は?」だろう。二度とサイトに訪問してくれないおそれも出てくる。

それらはすなわち、広告収入の減少を意味する。

2021年3月現在、まだ2年ほどの猶予はあるとはいえ、サードパーティ廃止を意識した運営方法を考えていかなければならなくなった。

今後の対策

では、具体的にどうすべきか。

Google も利益を生まなければならない企業なので、新たな技術や仕組みを開発し、新たな手法を生み出すはずだ。つまり、新しい稼ぎ方が生まれると思う。

だから、今やれることは継続したうえで、新たな技術についても意識的に目を向けていく必要があるだろう。

でも、それだけでは頼りないので、下記の対策を考えてみるとよいかも?と個人的には思う。

ファーストパーティ Cookie に依存する広告を利用する

アフィリエイト広告の中には、ファーストパーティ Cookie に依存している広告もある。

結論だけいえば、要はITP対応広告だ。

たとえば、下記のASPでは、ITP対応広告が存在する。Google AdSense とは異なりクリック型広告(クリックしてもらうと報酬発生)はなく成約型(商品やサービスを購入してもらうと報酬発生)になるが、やらない手はない。

A8.net(PR)
afb(アフィb)(PR)
アクセストレード(PR)

ただ、個人情報保護の動きからすると、ファーストパーティ Cookie の規制も、近い将来行われてしまう可能性がある。あまり過信しないほうがよいかも(素人見解)。

ファンを集め、自分の商品やサービスを売る

ブログなどでファンを集め、そこで自分の商品やサービスを売るようにすれば、広告なんかに頼らなくても済む。

難易度は高いが、リアルとネットが同化してきている現代においては、ネットでもリアル同様のリアリティ(って何だw)が必要になってきているのかもしれない。

これまでは広告へ誘導することが目的だった人は、ファン獲得へと舵を切ってみたらいかがだろうか。

そして、自分の商品やサービスを売るとなれば、自分ならではのスキルや知識を身につける努力も必要だ。ここは勉強をしっかりしたり、社会で経験を積むことが重要となる。

ECサイト(商品やサービスを販売するためのサイト)も個人で作れる時代なので、そういうのを研究してみることも必要かも。

企業から広告を受注する

ブログがある程度信頼のおけるサイトに育つと、企業から直接的に広告貼付依頼がくることがあるそうだ(ちなみに私は未経験)。

つまり純広告を打つということ。

純広告であれば Cookie に依存しないため、そこから購買へとつなぎ、企業から直接報酬を得ることができる。

ユーザー目線こそ命

かなり基本的なことだが、かなり大事。

やはり、ネットがどのような仕組みになろうとも、ユーザーのことを一番に考えた運営が命だと思う。

そう、「命」。

つまり、ユーザーの支持さえ得られれば、その分信頼は高まるし、ビジネスチャンスも増えるというわけだ。

一時期、アフィリエイト広告を貼り付けさえすれば月何十万何百万と稼げた時代もあった。が、それがおかしかったのであって、そのときからユーザー目線であった人なら、一躍千金は逃したにせよ、たしかなビジネス力が身についているはずだ。

これから先は、ユーザーのことを想う人こそ、稼げる時代になっていくのだと思う。Google が新たに開発している技術も、より消費者心理に迫ったものとなるにちがいない。


私も含め、ネット広告に依存してきた人にとって、サードパーティ Cookie の廃止は大きな脅威だ。

だが、ユーザーにとって快適なネット環境となるのであれば、それは歓ぶべきところなのかもしれない。

あまり悲観的になるのもよくない。旧きが滅びれば新しきが生まれる。新たな利益獲得方法が生まれるはずだ。

あきらめずにそれを追求すれば、必ずや明るい道が開けるだろう。

最後に、ダーウィンの名言。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」