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私が社労士事務所を退職するまでにやったこと、考えたこと

先日、私は下記の記事を書いた。

◾︎ 重大発表 ~社労士事務所を辞めます~【R2年5月15日】

このとおり、私はもうすぐ社労士事務所を退職する。退職理由については上記記事にも書いたが、主には、

・所長や上司と反りが合わなかった
・社労士業の将来性を少し懸念した
・社労士業への愛情が足りなかった
・自分にはもっと良い居場所があると思った

というものだ。

さて今回は、私が社労士事務所を退職するまでにやった手続き的なことをざっとまとめ、その後、退職を決意するまでに考えたあれこれについてお伝えする。

これから社労士事務所を退職しようとしている方をはじめ、何らかの仕事を辞めようとしている方も、ぜひ参考に♪

退職するまでの手続き的な流れ

わざわざここに書くまでもないくらい、退職手続きは簡単なものだった。

ある日の面談後、所長に「面談を通しての理解や抱負を書いてきて」と言われていたので、そのとおり、理解できた内容と自分の思いをまとめた。1,000字程度だっただろうか。

で、その文章の下りで、退職を考えている旨を結論として示し、提出日に所長に提出して読んでもらったところ、すんなりと受け入れてもらえた。

・・・たったこれだけ。

簡単か?難しいか?と言えば、
簡単な事だったと思う。とりわけ難航もせず、あっさり済んだ。その日から早速、所長は采配を改め、私が退職する体(てい)で事務所内はまわり始めた。

あまりにもすんなりいって拍子抜けした。前の面談ではネチネチしていたのに。。

ただ、私の場合は、今度有期契約が満了を迎えるため、それを期に退職することにした形。

私のように有期契約の期間満了で退職したい場合は、ふつうに「契約更新を辞退する」という旨を伝えれば済む(できれば書面で伝えるのが良いだろう)。しかも、民法的にもいつまでに意思表示をしなきゃいけないという縛りが無い(そもそも契約満了とは自動的な雇用終了を意味する)ため、極論を言うと、契約満了日に退職の意思を伝達する形でも、特段、法的な問題は生じないものと考えられる(ほかのトラブルは起きるかもしれんが)。

一方、無期の正職員が退職する場合であれば、民法的には退職予定日の2週間前までに「退職届」を提出すべきところだ(別にギリギリでも物理的に可能だが、民法を根拠に損害賠償問題に発展する可能性がある)。就業規則や雇用契約書に退職時のルールがあるなら従うのがベターだが、民法が優先されるため、効力は弱い。

なお、提出する書類は「退職」ではない点にご注意いただきたい。
「退職」はあくまで「退職させていただけませんか」という希望のようなものなので、効力が弱い。きっぱりと退職の意思を伝えるには「退職」でないとダメ。文面も「退職を考えている」ではなく「退職します」と言い切る!そういう「退職」であれば効力が強い。フォーマットはネットに転がっていると思うので、調べてみると良いかも。

もしいきなり「退職届」を提出する勇気がないなら、「退職願」を提出し、その後正式に「退職届」を提出するのもアリ。ただ、ブラック企業だとそれは通用しにくい。まあでも、社労士事務所の退職ならば、普通すんなり受け入れてくれるはず(そうあるべき)だけどね。。

退職手続きの詳細は、「最短2週間で退職可!労働基準法・民法上のルールと退職手続きの流れ」に詳しいので、私の出番はここまでとする。

なお、退職日の決定後にやるべき労務的3アクションについては、こちらにまとめてある。

退職を決意するまでに考えたあれこれ

退職を決意するまでは、実にいろいろなことを考えた。

・自分がいなくなったら、この事務所の仕事はもっと多忙になるのではないか
・どうせ引き止められてグチグチ言われるのではないか
・次の仕事はどうすれば良いのだろうか
・親とかにも心配をかけるのではないか
・せっかく頑張って社労士試験に合格したのに、約半年で辞めるのはもったいないのではないだろうか
・どのタイミングで辞めることを伝えようか
・一度上司に相談に乗ってもらったほうが良いのだろうか
・実は今の職場は、けっこう恵まれているのではないだろうか
・自分はただ逃げようとしているだけなのではないだろうか

・・・などなど、枚挙にいとまがない。

上記の自問自答に対する明確な答えは今でもよく分からないが、結局のところ、

「どうせなるようにしかならないから、やりたいように動こう!」

という結論に至った。

やらないでわき起こる後悔は後々だんだん大きくなるが、やったことで生じた後悔は後々だんだん小さくなる。

私はそう思い、退職する方向へと舵を切った。

退職の仕方は、100人いれば100通りある。
ネットで調べれば模範解答みたいな方法が出てくるが、私はあまり気にせず、自分なりの方法で退職することを決めた。

まわりがどう思おうと、自分の人生。
自分の好きなように歩んで、何が悪い!

・・・社労士業に対する未練も無いわけではないが、このままでは腐った水のようになる。それは嫌だから、私は流水となって、次なる川へと身をゆだねた。

結果、今は非常に気が楽だ。
退職を決めた時点では「転職が成功しようが失敗しようがどうでもいい!」って思っており、とにかく次なる新たな生活スタイルを築くことでワクワクした。

もしあなたも、今退職を考えあぐねているなら、是非ともその方向で考えてみよう!

今はきっと、あれやこれやと思い悩むことがあると思うが、所詮まわりは他人。会社も所詮はあなたの物ではない。あなたひとりがいなくなっても何とかなるもんだし、たとえ何かあっても、それは経営者の責任。

あなたはあなたの人生を歩めば良い。単純なこと。

たとえ何かを犠牲にすることがあったとしても、自分で決めた人生を歩めば、後悔は小さく、また幸福度も高くなるに違いない。

さあ、今からでも退職届をしたためてみましょう!!