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「社会保険関係の仕事です」と言うと、胡散臭く思われることがある

昨日は第52回社労士試験の合格発表があり、Twitterは大盛り上がりだった。受験者には、今日あたりから証書や点数が届き始めていることだろう。

そんな聖なる日の翌日に、なんともテンションの下がる話をします。これから社労士を目指している方は、是非ひとつ覚えておかれると良いでしょう。

そう、タイトルにあるように、「社会保険関係の仕事です」と言うと、相手から胡散臭く思われることがあるのだ。

ある女性との会話を例に出そう。

その女性と初めて会った日、お互いに仕事の話になった。

当時私は社労士事務所に勤めていた。彼女から「社労士事務所ではどんな仕事をしているのですか?」と聞かれたので、「主に社会保険に関する仕事です」と答えた。

社労士のことを知っている人なら、そこで「私も興味あります!」とか、会話の弾みそうな返事が返ってくるものだ。

ところが彼女は、「保険屋みたいな感じですか?」と、少し怪訝な表情で質問してきた。保険屋をディスるつもりはないけれど、「営業がしつこい」とか「ブラックな仕事」とか「イカサマコンサル」といったイメージを持っている人は少なくない。彼女も、そのように考えていた模様。

私は「給与計算とか年末調整とか労務相談とか、その辺のことをやっています」と答えたが、それはそれで「事務なんですね。座っていられていいなー」といった返しがきて、なんとも言えない気持ちになった(ちなみに、彼女は看護師)。

その流れだったか、資格の話にもなって、私は社労士試験に合格しているという話をした。合格率などはわざわざ伝えなかったが、「頑張りましたよ。でも、受かっただけでは社労士ではなく、社労士になるには登録が必要なんです。しかも有料で、その額がまた馬鹿高いんですよ」と言ってみた。

そこで彼女が社労士試験のことに興味を抱いてくれるなら良かった。が、そうではなく、「お金取るんですね。。胡散臭くないですか?それ」と、思ってもいない答えが返ってきてテンションが下がった私であった。・・・そこで私は何と返答したっけな。「まあそう感じても仕方ないですね」だったかな。。覚えていない。

ともかく、彼女が無知なだけだったかもしれない。でも、社労士の知名度は、弁護士や税理士や行政書士に比べたら低い(気がする)。というか、何屋さんかよく分からないといったところか。

先日に職場の外部研修があり、私は「企業で社会保険関連の事務をやっています」と自己紹介した。そしたらその後、講師からは「保険屋さん」という扱いをされてしまった。

まあたしかに保険は保険だが、損害保険とか生命保険とか、そういったものの営業や販売をしているわけではない。 “社会” 保険は、国の法律によって運用されているもの、社会保障の一種だ。営業とか販売という概念よりも、加入すべきという色合いが強く、その色合いのもと、管理したり必要な手続きを行うわけ。登録済みの社労士たちは、(形式的には)国のために日々仕事をしている。だから国家資格の士業なのだ。

色々な人との会話の中では、そういったことを理解していない人が多いと感じる。

社労士という資格の存在を知っている人なら、ある程度理解してくれているが、そうでない人がほとんどだ。知っていても名前を聞いた程度っていう人が多い。そういう人こそ、「保険」という言葉だけに刺激を受け、知らないうちに「保険屋」と認識する。

・・・社労士界隈の人からしたら、なんともやるせない事態だ。

ただ、経営層であれば、社労士という資格をきちんと知っている人は多いと思う。今回の話は、あくまで、そうでない人たち。経営や事務というものから遠ざかれば遠ざかるほど、社労士という資格の認知度は低くなっていくものと思う。

先ほど挙げた看護師とかだと、特に病棟勤務しかやったことのない人であれば、社労士の存在はほど遠く、胡散臭く見えても仕方がないのかもしれない。


以上、これはあくまで私の実体験なので、みんながみんなそうなるとは限らない。私という人物自体が胡散臭かっただけかもしれないからw

・・・しかし、やはり人々の中には、やたら「保険」という言葉に敏感な人がいる。注意しても仕方がないが、頭の片隅に置いておくと良いかも。

なお、上記に登場した女性は、私が以前付き合っていた人。「疲れた」と言われて振られてしまったが、それに関してはコチラにまとめてあるので、興味があれば是非w!(誰も興味ないよねw)

思い返せば、初日のあの馬の合わなさからして、私たちはやはり別れて正解だったように思う。