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我流!社労士事務所に出す履歴書の作成方法

私が社労士事務所に就職できたのは、コネでもカネでもない。

実力だ。

・・・実力というと偉そうだが、つまりは、ハローワーク以外のバックアップはなく、完全異業種のフリーランスから自力で採用試験を通過した、という事実を意味しているにすぎない。

当然、履歴書や職務経歴書には力を入れた。

というのも、書類選考に通過しなければ、面接すら受けられなかったからだ。

中には「書類持参の上いきなり面接!」という事務所もあったが、私が就職できた事務所は、書類選考に通過できたら面接。残念ながら落ちてしまった大規模な事務所も、書類選考の次に面接があった。

その落ちた事務所では、私の職務経歴書について、(内容はさておき)「よく丁寧に作られていて感心した」と、お褒めの言葉を面接官からいただけた。

そこで今回は、私の履歴書作成方法をご紹介したいと思う。

職務経歴書については、また機会があるときにまとめたくなったらまとめたいので、今回は履歴書のみとする。

どんな履歴書を使うべき?

それはご自由に!

と言いたいところだが、特に指定が無いなら、本当、自由で良いと思う。

でももし指定があるならそれを使うべきだし、とにかく相手が手にとったときに読みやすいものにしたほうが良いだろう。業種によっては、個性的なレイアウトのもののほうが好まれることがあるかも?

個人的には、職務経歴書がA4とかA3のサイズなら、履歴書もAが良いと思う。それと、履歴書によっては資格欄が無かったり余計な欄があったりするので、自分の良さが過不足なく端的に伝わるものを選んだほうが賢明のような気もする。全体的な、文字の量のバランスも、あちらの目を引くにはけっこう重要。

手書きか?パソコンか?

私はパソコンで作成した。

理由は簡単。

手書きだとめんどくさいからw

基本情報から学歴、職歴、資格まで書くわけだが、あれを全部手書きするとなると、時間はかかるわ手は疲れるわ神経すり減るわで、ろくなことがない。どんなペンを使ってどういう筆記にすべきかなども考えなければならず、余計な精神力を使う。

本当は手書きのほうが個性やあたたかみが出て好きなのだが、メリットやデメリットを比較して考えた結果、私はパソコンでの作成とした。

案の定、楽。

間違えても打ち直せるし、長ったらしい学歴等も、おとなしく欄におさまり、見やすい。

じゃっかん文字が細くてドライにも思えたが、楽で、スッキリして見やすいというメリットは、手書きによるあたたかさを遥かに上回るものだった。

面接でも、「なんでパソコンで作ったの?」と突っ込まれることはなく、むしろ、パソコンを使えることをまあまあアピールできた気がする。

これから履歴書を作る人たちは、ぜひパソコンで作ってみてほしい。今や社労士事務所もITの時代だ。

ただ、事業所によっては、手書きを要求してきたり、手書きだと喜ばれる場合もあるだろう。

相手の好みは事業所のサイトや所長の趣味等から鑑みるしかない。が、もし求人票等で手書きの指定があれば、必ず手書きで作成しなければ却下されるだろう。

私も、過去に、手書き指定の履歴書を持参して面接に臨んだことがある。手書きは手書きで、字体や筆跡について盛り上がることがあるので、面白くはあった。

また今、社労士事務所でも、顧客(会社等)の従業員の履歴書コピーを拝見することが多々あるが、私がこの2ヶ月ほどで見たものは、ものの見事にすべて手書きだ。人によって色んな個性があり、当然誤字もあり、中には「これ、スゲェ!」とか「ふざけてるだろ」レベルの履歴書もある。

手書きの履歴書を見るのは、たしかに楽しい。パソコンで作成することをオススメしたいが、書く本人がイイというなら、手書きを貫けば良いとは思う。

結果的には、相手次第だし、自分が相手にどう見られたいかにもよる。

そして迷ったときはあみだくじで決めよう!

学歴・職歴欄の書き方

他のガイドサイトが詳しいと思うし、私なんかではうまく説明できない。

しかし事務員的には、ここは真っ先に見る欄かもしれない。

ただ単に興味があるわけでなく、たとえば、給与に実務経験加算をしたりとか、あるいは過去の労働保険・社会保険の加入状況を把握したりとか、前職の有無によって年末調整時にすべきことが変わったりとかするので、非常に気になる欄なのだ。

嘘偽りは当然ダメだ(トラブルの元にもなる)が、とにかく分かりやすく丁寧に書いてくれたほうが、事務員は作業がしやすくなる。

なお、職務経歴書を添付する場合は、職歴を省略することもできるが、基本的には、履歴書には一連の流れを書いたほうが良いと思う。職務経歴書ではその職歴を詳しく説明する形だ。

資格名の書き方

資格は、応募先に関係のあるものだけを書くのがベターとは思うが、関係のないものを書く場合は、突っ込まれることを想定して、信念を持って書くべきだろう。

私が履歴書のコピーを見るとき、仕事にあまり関係のない資格が書いてあると、「痛い奴だ」とは思わないものの、「相当思い入れがあるんだなあ。ひとつ話を聴いてみたい」という気持ちになる。

もちろん、私は人事部員ではなく社労士事務所の下っ端所員なので、本人に尋ねる権利はない。あくまでそういう気持ちになる、というだけの話だ。

また、資格名は、正式名称が推奨されているが、別に分かれば簡略化しても良いと個人的には思う。

たとえば日商簿記3級の場合、正式名称は「東京商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験3級」であるが、かえって分かりづらい。人間は、左から右に向かって文字を斜め読みしていくが、長ったらしい正式名称だと、かえって正確に読み取ってもらえないおそれがある。「日商簿記3級」と書くだけで十分伝わると思うが、ダメかな?というか、正式名称で書いてない人のほうが多い印象だw

私は、求職活動のときは正式名称で書いていた。それはまだ、履歴書を扱う側の気持ちが分からなかったからだ。でも今思うと、ちょっと頑固者だったかもしれない。

ちなみに、職務経歴書に資格名を書く場合もある。この場合、履歴書ではある程度省略するか、資格を書く欄のない履歴書を使用しても良いだろう。

ぶっちゃけ、応募に必須な資格や資格手当対象の資格でない限り、サブ的な意味合いでしかない。そこまで神経質になる必要はないと思う。

扶養や配偶者の欄

事務員的目線からいうと、ここ絶対見る!

他の書類でも補える部分ではあるが、見る!

履歴書のスタイルによっては記入欄がないこともあるが、その場合は仕方がない。が、面接等で口頭で訊かれることはあると思う。

「配偶者がいるかいないかなんて、プライベート情報だろ?教えるもんか!」と言われても、これは社会保険や年末調整の面で関わってくるところなので、お願い!書いてくださいまし♪

希望欄は何も書かないのが良い?

希望欄には何も書かないのが良いとか、「貴社の規定に従います」等と書くのが良いとか言われている。

新卒の学生なら、そういうのがベターな傾向にはあるかもしれない。何か書いてあると「めんどくさい人だ」「生意気だ」とか思ってしまう短気な採用担当者もいるだろう。

たしかに、希望欄には、あれもこれも盛り込まないのが得策ではある。

でも、誰にでも、ひとつやふたつ、言いたいことはあるだろう。

どうしても譲れないことがあるなら、やはり書くべきだ。

私の場合は副業。フリーランスとしてやってきた仕事を、入職後も細々と続けて収入を得たかったのと、私を信頼している方々とのご縁を大切にしたかったのとで、どうしても諦めきれなかった。

で、面接では当然副業のことを訊かれたので、正直に答えた。

「ありえない」と煙たがる事務所もあったが、今の事務所は何とか許してくれたので、今無事に勤められている。

履歴書など馬鹿馬鹿しい

履歴書には法的な縛りがない。

書きたくないことは書かなくて良いし、書きたいことは何でも書ける。バレなければ経歴詐称だってできてしまう。

私が受けた事務所で、合格証書のコピーを求められた所は一箇所のみ。そこでさえも、学歴については証拠を求められなかったし、面接でも口頭で述べるにとどまった。

つまり、採用試験なんて茶番なのだ。

もちろんウソはいけない。

だけど理屈上はウソが可能なので、履歴書や職務経歴書なんて、本当価値が薄い。

そんなものにダラダラと時間と労力を費やすのは、実に馬鹿げているし、今すぐにでも無くなってしまって良い文化だと思う。もうやめにしたほうが良いよ、あんなの。

ついでに言うと、面接も馬鹿馬鹿しい。時間やコストをかけて募集して、理想の人材がどれほど集まるというのだろうか。

そりゃ0とは言わないが、ほぼほぼ無理でしょうよ。

応募してくるほうはほとんど条件(給料とか時間とか年間休日数とか)しか見ておらず、もしほかに条件の良い所があればそちらに流れていくような人ばかりだ。

採用コストがかかりすぎている。なのにそれに見合った結果はなかなか表れない。

ならば、いっそのこと、企業側から欲しい人材をじかに見つけに行くべきじゃないのか?

士業事務所だったら、予備校生とか、顧問先とか、直接声をかけに行ってみるのも良いかもしれないよね。飲食店とかだったら、お客さんとかね。

履歴書とか面接とかの茶番は、もうやめにしてしまったらどうだろう。

まあ、書類選考や面接で採用していただいた身としては、なかなか強い事は言えないけれど・・・。