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社労士試験の選択式労一は、点の「獲り方」が全然違う

タイトルをよく読んでほしい。「取り方」ではなくて「獲り方」だ。

そう、社労士試験の選択式の労一(正式には「労務管理その他の労働に関する一般常識」)は、いくら対策をしても基準点をクリアできる保障はないほど、不安定な科目なのである。

だから、点数を「取る」というよりも「獲る」と言うのがふさわしい。答えを見極めて、しっかりと点を手中に収めたいものだ。

そこで今回は、選択式労一での点の獲り方について、ごく簡単にお伝えしたい。

選択式労一の出題範囲は、ずばり宇宙

過去問を解いている人なら分かると思うが、選択式の労一は、とにかく試験範囲が膨大!という域すら逸脱している。

テキストには労働関連法令の解説が載っているが、そこから素直に出題されることは少なく、統計や白書の端くれが出たり、時事的な問題が出たりすることが通例。

さすが「一般常識」だ!

一般常識とされる以上、試験問題作成者にとっての常識であれば、どんな問題でも出題されうると考えておいたほうがいい。そこには律儀な試験範囲などなく、もはや宇宙だ。

とにかく早とちりするな!文章をよ〜く読もう!

面白いことに、選択式の労一は、ベテラン受験生(以下ベテ)でもなかなか点を取らない。それどころか、なぜか無勉層ほど点をもぎ獲ってしまう面がある。実際、試験後に家族に解かせたら、妻のほうが良い点を取ってしまったと言っていた人もいるくらいだ。さらには、基準点の引き下げも、されそうでされなかったり・・・泣

では、なぜ、ベテさんは点を取れず、無勉さんは点を獲れるのか。

それは、ベテさんほど早合点しやすいから。そして、無勉であればあるほど、文章をよく読むし、勘も働かす。無勉さんは、知識が足りない分、別の力を駆使して答えを導き出そうとするのだ。

労一以外の科目では、分からないものは分からない!という色が強いが、労一に限っては、そういう色が弱いのだ。さすが「一般常識」といったところか。

したがって、たとえベテであっても、流し読みしてキーワードだけを拾って解くのはダメ!それをやると、ワナにかかります。

国語の問題だと思ってよ〜く読み、知識脳を一旦OFFにして、勘が働きやすくなるようなスタンスで臨もう!

最近は、ベテ有利な傾向にある!?

選択式労一が曲者であるのは変わらないが、ここ最近の問題を見ると、なんとなくベテに有利な傾向にある気がする。

つまり、そこまで勘を働かせなくても、テキストや講座で得た知識を駆使すれば、正しい答えを導き出せるかも!ということだ。

私が合格した回では、たしか次世代育成支援対策推進法が出た。こういったテキストレベルの知識で間に合う空欄が1,2個あるだけでも、かなり有利な状況に持っていける。あきらめずにしっかり対策してあれば、点を獲れる確率も上がる。

次回もそうなるのだとしたら、やはりテキストレベルの知識はしっかり身につけたいものだ。「労一なんてクソ喰らえ!」と言わず、概要をまとめてある物でも良いので、目を通しておこう。

とはいえ、奇問が出題されることも否定できないので、いざ労一の問題にとりかかる際は、「来るぞ来るぞ」と心の準備をしておくことが肝心だ。

今回は以上。労一に関するお話は、以前にもしている。是非、あわせて「社労士試験で一番怖かった科目は、やっぱり労一!効率的な対策法分からず」をお読みください。