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社労士試験に合格しただけで勝手に期待されてしまうという悲しみ

さて!今日から夏休み。
せっかくの休暇ではあるが、仕事のことが頭から離れないw

というわけで、今回はちょっと奇妙な話。

社労士試験に合格することは、世間的に見たらポジティブな体験だ。私も、合格したときはホッとしたし、まわりからも「すごいね!」と言われたりした。正直嬉しいは嬉しい。

そして今の職場も、社労士試験合格者であることや社労士事務所に勤めていたことを買われ、なんとか採用していただけるに至った。職場内でも、初出勤日以前より「社労士試験合格者」というのが噂になっており、就任後には「頼もしい!」と何人かに言われた。これも、正直嬉しいは嬉しい。

私の上司のひとりは、社労士試験に合格していない(そもそも受験すらしていないかも)が、私よりも社会保険の実務に精通している。にもかかわらず、「あなたは私より詳しいと思うが・・・」という前提で教育してくださってしまう。これについては、逆に申し訳なく思ってしまうし、プレッシャーも感じるし、少し悲しい気持ちにもなる。

なぜそう思うのかというと、私自身、そう大したノウハウを持っていないからだ。

社労士試験は、独学だったのもあり、体型的な知識を身につける前にごり押しで合格してしまった。そのせいでもあって、社労士事務所でも、知識をうまく実務に紐づけられず、ほとんど “作業" のようなことしかできなかった。上にもたくさん怒られた。さらに、受験時代に得た知識の大部分は、実務上あまり使わないためにサビついていった。

で、転職したのは、そういった苦しい状況から逃げるためだった。

だから私は、大したノウハウがない!

そんな状態で、今の職場に転職した。

転職できたこと自体は嬉しいし、職場環境にもそう大きな不満はない。正直転職して良かったと思っている。

・・・だけど、私はそう賢くないし、期待されるほどの人材ではない。これからノウハウを磨いていかなければならない芽である。

だから、社労士試験に合格したことを鼻にかけることはもちろんないし、むしろ勝手に期待されても困ってしまう。期待されても大した成果が出ないと、おそらく勝手に失望されてしまうのだろうとも思ったりもする。

考えすぎなのかもしれないが、"付け焼刃的知識&実務経験の浅い合格者" ならではの悩みといったところか。

・・・期待に応えようとは思わないが、自分自身はスキルアップをしていきたいから、期待の有無にかかわらず、勉強を頑張っていきたいと思ってはいる。せめて今の職場での社労スペシャリストを目指したいものだ。

もしあなたが、「今後社労士試験に合格して褒められたい!期待されたい!」と思っているのであれば、少しだけ気をつけてみてほしい。

たしかに褒められたり期待されたりはするが、踊らされず、体型的な知識や実務的なイメージトレーニングを重ねることをオススメする。

だから、問題を解くときも、機械的に解いていくのではなく、法の解釈や成立の背景を理解したり、実務上どのように生かしていけるのかを想像したりするのも大切だろう。

合格後でも良いので、実務経験のある人の話をきいたり、本を読んだりすることも効果的だと思う。また、知識がサビつかないように、常に社会保険労務について気にして、アップデートも必要だ。

さらには、実務ではコミュニケーション能力も必要で、これがあるのとないのとでは、成長や信頼の度合いも変わってくる。コミュニケーションの勉強も、本などで良いのでしてみると良いだろう。

以上の、知識の整理・アプデやコミュニケーション能力の向上は、なにも社労士関連の仕事に限ったことではなく、社会人全員に言えることでもある。


少し偉そうな論調になってしまったが、日頃感じていることを基にアドバイスをしたつもりだ。

「社労士試験に合格しておいて、贅沢な悩みだな!」と言われそうだが、良いこともあれば良くないこともあるってわけさ。

ちなみに、私は社労士ではない。登録をしていないので、単なる合格者にすぎない。それについて詳しくは、「社労士の登録をしていないし、今後もしないつもり(必要に迫られない限り)」という記事をご覧くださいませ。

では!