冷や汗!住民税の額を間違えて納入するところだった!【R2年3月3日】
今日はおひなさまの日。ひな祭りだ!
こんな日くらい、ぼんぼりに灯りをつけて、平安時代の貴族のように フォッフォッフォと笑いながら、のほほ〜んと過ごしたいもの。
しかし今日も朝からやるべきことに追われ、密度の濃い一日だった。
午前中、とある会社の給与振込手続きと住民税納入手続きをネットバンキングで行った。
ところがこのとき、うっかり住民税の額を間違えて手続きしそうになり、冷や汗をかいた。
まず前提としてかなりざっくり言うと、住民税は所得税と異なり、給与額が違っても毎月一定の額。毎月の給与から定額で天引きされるわけだ。
そして天引きした分は、こちら(事業主や我々代行者)がまとめて納入することになる。入退社の従業員がいなければ、こちらが納入すべき住民税の総額は、一年間の各月 変わらない。
※ ↑正確には違うが、細かい話をし出すと難しくなるので、詳しくは国税庁のHPをご覧ください。
しかし今回は、ひとり退職することになっており、その人の住民税だけは、退職後の分を一括で納める必要があったのだ(なぜなら退職後は給与がなくなって天引きできないから)。だから納入すべき総額も前回と異なるはずだったのだ。
話が前後するが、
実は今日 事前に給与計算をするとき、その人の住民税分を給与から一括天引きするのを忘れ、従来どおりの毎月の定額で天引きしてしまっていた。
後々それに気づき、一括で天引きするよう訂正した。
で、使用しているソフトでは、給与データを訂正すれば住民税データも自動的に訂正されるようになってはいるのだが、それがなんと今回、給与データ訂正 “前” に保存してしまっていた住民税データを、納入手続きにて使用してしまったのだ。。
これは完全に私のデータ管理ミス。
そしてネットバンキングにて、納入の「確定」のボタンを押してしまった。
確定ボタンを押したら、あとは最後の最後に再度パスワードを入れてOKをすると、本当に手続きが完了してしまう。
・・・しかし!!
私は救われた。
確定ボタンを押しても、その後に改めてダブルチェックをしないと最後のOKは押しちゃダメなのが、私の事務所のルール。
だから私は、ダブルチェックの際に万一の事で怒られないために、とりあえず再度自分でチェックをした。
そしたら案の定、その “万一の事” が発覚!
…住民税の額が、お・か・し・い。。。
・・・・・?
あ、ひとり一括徴収になってないぞ、、、汗
・・・・
血の気が引いた。
すでに確定ボタンを押してしまっていたので、「もうおしまいだ」と一瞬思った。
でも、まだ最後の最後のOKを押してないから、振り込みの手続きは完了していない。
ってことは、確定を取り消せるはず!!
・・・で、本当は、ミスったことを上司に報告してから取り消しをすべきだったと思うが、怒られるのが嫌だったのと、早く取り消したい!という焦りゆえ、自分なりに考え、落ち着いて取り消し作業を行った。そう、ナイショで。。(みんなは真似しちゃダメです)
崖っぷちにいるかのようにヒヤヒヤしたが、なんとか確定を取り消すことができ、胸をなでおろした。。
はぁ。。。
で、そこからは再度正しい額での納入手続き。あとはいつも通り無事にできた。
ダブルチェックも問題なく終わり、手続き完了!!
・・・良かった。。
・・・・・
しかし今日は、午後にひとつ大きなミスをおかしてしまった。
別の会社の給与計算で先方に迷惑をかけてしまったのだ。
その会社でのやり方は、こちらが給与計算を終えたら、給与データを先方に送り、先方に確認をしてもらい、その後先方が振り込み手続きをするというもの(先述の会社とは異なるやり方)。
で、私が一箇所数字を間違え、ダブルチェックのときの上司もそれを見逃してしまい、その結果、先方に確認していただいた際に「違ってますよ」と連絡が入ったのだ。
たったひとつの小規模なミスだが、給与にまつわることなので、これは重大ミスと言える。これひとつで切られてしまうこともあり得るだろう。
今回はしっかり謝罪をし、すぐに修正したデータを送り、無事に済んだ。
・・・ほんと、アホなミスをしてしまったもんだ。
給与計算に興味がある方は、大きな責任がつきまとうことを忘れないでおこう。作業自体は地味で単純なもんだが、決して気楽ではなく、失敗したときのダメージも大きい。
一度失った信用を取り戻すのは至難の業なので、心して取り組まないといけないなと改めて感じた。お気楽主義な私にはやや窮屈な仕事だと改めて思った。
ひな祭りを愉しむ余裕など無かった一日だったなあ。