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200時間超(最大246時間)の残業!?それすなわち「死」を意味する

先日、「153時間超!?三菱自動車工業の男性社員過労自殺の労災認定」という記事を書いたが、その 153 という時間をはるかに上回る残業について、新たなニュースが飛び込んできた。

◆コロナで残業、最大月246時間 5人が200時間超 兵庫県、神戸市職員
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202006/sp/0013441654.shtml

・・・むむっ、最多の人は246時間!?!?

ちょっと待て。
通常の労働時間ではなくて、 “残業” が月246時間だよ!?以下にその部分を引用してみる。

残業時間の最多は、県庁で入院患者の把握や感染予防の施策立案、保健所との調整を担った県職員の246時間(3月)だった。総労働時間は400時間を超え、休みなく1日平均13時間以上働いた計算になる。この職員は4月も残業207時間で、2カ月間を通して休みがゼロだった。

ほかにも、残業が月200時間を超えた人がいるとのこと。

ハッキリ言って、200時間を超える残業なんて、自殺行為だ。つまり「死」を意味する。

・・・これを言いすぎとは思わない。

厚労省が心理的負荷強度「強」(極度の長時間労働)として認める残業時間は、発病前1ヶ月におおむね160時間超。これは、労災認定が下りる可能性が高まる要因のひとつだ。精神的な病気にかかるのも自殺するのもおかしくないほど重大な案件である。

また、精神面のみならず、心臓や脳血管への負荷も大きい。先ほどのリンク先記事にも言及があったので、引用してみる。

【過労死ライン】脳や心臓の疾患による過労死を認定する際の厚生労働省の基準では、発症前の1カ月間に約100時間、または2~6カ月間に1カ月平均80時間を超える残業があったことを目安の一つにしている。兵庫県や神戸市は、通常時の残業時間を規則で最大45時間などと設定。ただし、災害などの緊急事態には上限を撤廃する特例を設け、コロナ対応でもこの規定を適用している。

改めて、「からだは正直だ」と気付かされる。自分の心は大丈夫なつもりでも、100時間の残業で ある日ぽっくり逝ってしまうリスクがあるのだ。200時間超となると、今生きていることが不思議なくらい、凄まじい数字だと分かる。

兵庫の職員に限らず、この日本中の行政職員は、新型コロナの影響で残業時間が凄まじいことになっていると思う。

以前社労士事務所に勤めていたとき、ある行政機関に電話したときも、なかなか繋がらず大変だった。私も所長もブツブツ言っていたが、本当は労いの気持ちを抱くべきところだったかもしれない。

新型コロナは、予期していなかった災難。だから、人員不足や残業は、ある意味避けられない。でも、今後第2波が来る可能性もあるし、もしやともすると、別の疫病や天災が降りかかってくる可能性もある。

早急な対策が必要なのだと思うが、私にできることは、今回のニュースを教訓にし、それを日頃のライフに活かすことくらい。それがいわゆる、過労に見舞われた方々へ捧げる “祈り” でもある。