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私もそう!8割が管理職になりたくないと考える

あなたは管理職になりたいですか?たとえば課長とか部長とか・・・。

今の若者に訊くと、たぶん多くの人が「なりたくない」と答えるだろう。

マンパワーグループの調査によると、なんと、20〜50代の正社員の 83 %が「なりたくない」と答えたそうだ。その理由などは上記リンク先の記事をご覧ください。

管理職に「なりたくない」というのは、私も大いに共感する。

「私は管理職です」と言えば、社会的には評価されるだろう。また、困難な課題に責任を持って取り組むわけだから、そのキャリアも武器になるかもしれない。管理職推進派は、そういったメリットをうたっている。

でも、この際ハッキリ言うと、それは価値観の押し付けだ。

もちろん私が話す内容もひとつの価値観に基づくものだが、現に8割もの人が嫌うような管理職は、やはりそれだけストレス要因、不幸要因になりうるリスクを秘めているというわけだ。数字はウソをつかない。

何をもって幸福とするか?は人によって違うけれど、心身に無駄なムチを打ってまでして、社会的評価を得たりキャリアアップをしようとは思わない。いくら高い給与ももらおうが、誉れ高くなろうが、そんなものは多く望まない。自分らしく働ける・・・私はそこを求めている。いざお金を増やすにも、お金を稼ぐ方法なんて、今は昔より断然多い。

この前職場の研修で学んだが、今の若者は、マネージャーよりもスペシャリストを目指す人のほうが多いそうだ。自分の専門スキルを磨きたいといった積極的理由の人もいるが、やはりマネージャーいわゆる管理職が嫌だからという消極的理由の人が多いらしい。「やってみようかな」という精神も大事だとは思うが、管理職たちの働きざまを見ての、率直な感想だと思う。

管理職になりたがらないのは損だとか言う人もいるが、私は言いたい。

管理職が良いって言うなら、もっと笑って、もっと楽しそうに、もっと誇れる働き方をしてください!と。

世の中の管理職は、その多くが幸福そうな顔をしていない。そんな顔を見て、誰が管理職になりたがろうか。子どもに夢を語るとき、語り手の表情が暗かったら、「そんな大人にはなりたくない」と思うはず。それと同じ。

名ばかり管理職ではもちろんいけないし、残業代がつかないからといって残業ばかりさせられるのもいけない。管理職だからというだけで責任の板挟みになるのもよろしくない。管理職の責任は、その上の管理職、そして役員たちやトップの責任でもある。部下にも担当業務の責任があり、そのすべてを管理職が負う必要はない。

管理職がもっと楽しく働けるようになれば、きっと管理職になりたがる人は増える。のびのびとキャリアアップができるのが一番だ。率先して定時退社するくらいでいい。

そういった風土が形成されない限り、管理職推進派がいくら管理職のメリットを語ったところで、管理職を望む人は増えないだろう。

・・・と、転職した新人(私)は思うのである。こんなこと言ってるから、私は管理職に向いてないねw