プログラミング初心者は何を学ぶべきか?をプロに聞いてみた
私はこれまで、プログラミングというものにほぼ触れてこなかった。ブログを通してHTMLやCSSを多少いじった程度であり、本質的な事は何も分かっていない。
そんな私が、今いるブラックな社労士事務所から逃げるために、ITエンジニア職への転職を目論むようになった。
とはいえ、転職前にプログラミングの何を学ぶべきか、あるいは何も学ぶ必要はないのか。。
ハッキリ言って、私はどうしたら良いのか分からなかったので、ここは潔く、プログラミングのプロの方に直接お話を聞いてみた。今は新型コロナの影響もあるので、なおのこと慎重さが必要だしな。
今回は、プロの方からうかがったお話をまとめていくので、「プログラミングは何から手をつけたら……」とか「ITエンジニア職ってぶっちゃけどうなの?」と思っている方は、是非参考にしてみてほしい。
<話の流れ>
プロの方に直接相談を乗ってもらった2つの方法
YouTubeやTwitterとかにはプログラミングに携わっているITエンジニアは多く存在する。だから、そういった人に直接コンタクトをとってみるのも良い。
でも、ネット上のSNS等で絡みに行くのは、チキンな私にとってはハードルが高いものだった。
そのため、次の2つの方法をとった。
【1】プログラミングスクールの無料カウンセリングを受ける
【2】ITエンジニア職に応募して面接を受ける
では、ひとつずつ解説しよう。
【1】プログラミングスクールの無料カウンセリングを受ける
まずひとつは無料カウンセリングを受けるという方法。
これは1対1なので、自分の今の状況・環境や今後の展望などを前提に、プロの方と密度の濃い相談をすることが可能だ。
私がカウンセリングを受けたプログラミングスクールは「テックキャンプ」。経営者としてだけでなくYouTuberとしても名高いマコなり社長が経営するスクールである。知った経緯は、もちろんビジネス系YouTuberの動画等から。
カウンセリングを受けたときのお話は、別途「プログラミングスクール「テックキャンプ」の無料カウンセリングを受けてみた」にまとめた。是非一度は目を通してみてほしい。
【2】ITエンジニア職に応募して面接を受ける
未経験OKのITエンジニア職に転職するつもりで応募をし、そこの面接で直接プロのエンジニアからお話を聞き出すといった方法。
わざわざこの方法を選ぶ必要はないが、私は、転職をしたいという体(てい)で、Web面接を受けることができた。
そして面接官であったプロのエンジニアから、初心者が学ぶべきプログラミング言語についてや、業界の捉え方などをざっと教えてもらった(というかあちらが勝手に語ってくださった)。結果的には不採用となってしまったが、良いお話ができて満足のいく面接ではあった。
結局何を学ぶべきかは、スタートしてみないと分からない
カウンセリングでも面接でも、プロの方のお話を簡単に表現すると、
プログラミングを始めてみないことには何を学ぶべきかは分からない
ということが分かった。
いや、つまり、何も分からなかったというのが妥当だろうか。
それは相手の人の話がテキトーであったとかではなく、そういう性質のものであるということだ。
たとえば「料理家になりたい」とか「歌手になりたい」といっても、フレンチにすべきか和食にすべきか洋食にすべきか、はたまた、演歌なのかポップスなのかクラシックなのか、そういうものは実際に色々触れてからでないと分からないってわけだ。
もちろん、はじめからやりたいことが決まっていたり、目指すべき夢があるのであれば、相手も答えを提供しやすかったと思うし、採用もされていた可能性がある。
しかしながら、私はただ、ITの潮流に乗りたいとか、今いる社労士事務所を辞めたいという理由が大きく、とにかくざっくりとした意欲しかなかった。
そういった曖昧な状態では、まずは敷かれたレールに乗り(=スクール等に通ったりEラーニング等を受けたりして)、全カリキュラムを基本の基から順に学んでいって、方向性を調整しながらやりたい事を見つけていくのが、まあ現実的な方法といえるだろう。
逆に言えば、今決まっていないなら、特に決める必要はなく、先に行動したほうが良いかもしれない。
未経験者がいきなりIT業界に行くのはやめておくべき!?
私自身IT業界に就職したことがないので説得力はほぼ0。
それを前提に言うが、いきなりIT業界に入るのは、正直なかなかハードルが高く、ハズレクジを引いてしまう可能性も高いように思う。
どういうことかというと、たとえば、保険のシステム開発のITエンジニア職に就職できても、それが自分にとって肌に合わないものであったら、本当は別のエンジニア職なら楽しいものであったはずでも、IT業界自体が嫌いになってしまう可能性がある。そして、未経験でも雇ってもらえるってことになれば、ある程度ブラックな会社であるリスクもある。
そして何より、自分自身のプログラミング熱が一過性のものであるならば、その熱が冷めきってしまったときに非常に辛いものとなってしまう。
転職を急ぐあまり変な会社に就職してしまうと、またもや今と同じく苦しい思いをしかねない。。
・・・まあ、悪いことを考え始めたらどんどん出てくるだろうよ。
逆に良いことを挙げてみると、自分の身を強制的にIT業界に置くことで、その職場で必要なスキルはおのずと高まってくるとは思う(辛いとか楽しいとかは抜きにして)。そして、そのスキルが汎用性の高いものであれば、独立してからも役に立つ資産ともなりうる。
なので、ビジネス系YouTuberの中にも、「未経験でもIT業界に就職すると良い」と言っている人がいる。その人の意見もまた正しいと思う。
まあ結局は、自分が何をしたいかだな。
どうしても就職を急ぐなら、面接を受けまくってみるのもアリだと思う。今は新型コロナの影響もあるから、チャンスは逃したくないものだ。
ただし、先述のリスクには注意が必要。
逆に、急がば回れではあるが、着実に自分のスキルを磨きつつ道を模索するなら、まずはプログラミングスクールに通ったほうが良いかもしれないな~と思う。これがいわば、自分への投資だ。なるべく短期間集中型でやるのが良いだろう。
・・・と、カウンセリングや面接を通して思った次第である。
あくまで未経験者なりの考えなので、上記の内容は鵜呑みにしないようご留意ください。