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アメリカ司法省が Google を提訴!反トラスト法違反の疑いで

今朝、興味深いニュースが目に入った。

アメリカの司法省が、IT大手のあの Google を連邦地裁に提訴した!というもの。反トラスト法(いわゆる独占禁止法)違反の疑いで。

◆ 米司法省、グーグルを独禁法違反で提訴 米メディア報道 MS以来20年ぶり大型訴訟
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc0a31910ac5153d8686eb75daa434a41e0f4059

笑うような性質のものではないけれど、いや〜、思わずニヤッとしてしまった。というのも、天下の Google サマに刃向かうその姿勢に感激したからである。

今私たちが使っているインターネットは、主に Google が牛耳っている。多くの人が「Google 先生」「ググれカス」と言うように…。日本で人気の Yahoo!JAPAN の検索アルゴリズムも、2010年から Google のシステムに転換されたんだっけな(実際の検索結果表示は異なるが)。

また、スマホ等の機器といえば Apple 、SNS なら Facebook 、買い物だと Amazon が巨大な化け物。

それぞれの頭文字をとって「GAFA(ガーファ)」という。

この GAFA は、膨大な量の個人情報を持っているし、世界の経済のカギを握っているし、どこもかしこも GAFA に追随するような形でビジネスモデルを作ろうとしている(そうならざるを得ない面もある)だろう。

今や息を吸うように、GAFA 、特に Google のお世話になっている私たち。このモデルに違和感を覚える人はほとんどおらず、むしろ当たり前すぎて麻痺しつつある。

でも、ゆくゆく考えてみると、やはりおかしい。なぜ Google なのか。

喫茶店や美容院、そして学校とかは、色々だ。しかし、ネット検索となると、なぜか Google ほぼ一本。Yahoo!JAPAN も Google のアルゴリズムを採用した。そんなことしなくて良かったのに。異常だ。

検索結果に表示されているサイトの順位も、Google が独自に開発したアルゴリズムによって変動している。おそらく、想像できないほどに賢いシステムにはなっていると思うが、それでも Google の価値観に支配されているのは間違いない。Google だって儲けねばからないから、都合の良い検索結果になるようにしているだろうと疑いたくもなる。

実際、今でも、やたら長文(10,000字を超えるような)の読む気も失せるサイトが上位に上がっていたりするが、甚だ疑問で仕方がない。たとえば、タイトルに「ニキビを治す方法」とあっても、なぜかニキビの概要から解説していたりする。そして読み進めても、知りたい答えはすぐには見つからない。最適解は「皮膚科へ行く」のはずが、その情報は無いか申し訳程度。大々的に書いてあるのは、自慢気に書いてある民間療法や、ニキビ治療には至らない化粧品の宣伝だ。

そりゃサイト運営者も生活があるから、儲けのためにという仕方ない部分もある。しかし内容の構成がおかしいわけだ。もっとほかに良い質の記事があるにもかかわらず、読みづらいサイトが上位に来ていると、「Google もいい加減なもんだ」と思ってしまうものだ。

いや、完璧や理想は難しいので、別にそれでも良い。が、それが野放しな状態、つまり独占状態になっているのは危険だと思う。浄化作用が働いていない。Google のほかにもいくつかの選択肢があれば、また異なる価値観によっての検索順位が見られるようになる。良い競争も起きる。そうなれば、自分にとって好みなものや使いやすいものを選べるようになる。上に書いたようなモヤモヤも、少しは軽減されるようになる。

今回のアメリカ司法省による提訴では、どこまで踏み込むのかよく分かっていなのでいけないが、そのあたりも改善されていけばいいなあと思う今日この頃である。

今後の動向に注目だ。