コロナで「売れた」「売れなくなった」商品 TOP30 を見て…
新型コロナが騒がれ始めて、かれこれ1年以上が経つ。もうそんなに経ったのかと、時の流れの早さをありありと感じているところだ。
さて、そんなとき、こんな面白い記事を見つけた。
◆ コロナで「売れた」「売れなくなった」商品TOP30(東洋経済オンライン)
元々そこまで気になっていたわけではなかったが、記事を見つけてしまうと見ずにはいられなかった。
<話の流れ>
新3種の神器
前掲の記事の中では、「新3種の神器」が紹介されていた。
3種の神器といえば、
*1950年代後半:白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫
*1960年代半ば:カラーテレビ (Color television)・クーラー (Cooler)・自動車 (Car)の3C
*1968年:電子レンジ(Cooker)・別荘(Cottage)・セントラルヒーティング(Central heating)の新3C
*2003年頃から2010年頃:デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型テレビ
といった具合に挙げられる。
そこにさらに今回、
*2020年頃:マスク・手指消毒剤・非接触型体温計
が加わった。
・・・といっても、あくまでひとつの見方だけどね。そもそも、ネガティヴな要因によって生まれた3種なので、神器と呼べるのかどうか(^^;)
意外に好調なのは〇〇
新3種の神器以外に、意外に好調なのがある。
それは、
* 血圧計
らしい。
なぜこれが伸びているのかの明確な理由は不明だが、前掲の記事では、コロナ禍以前には行けたタダで血圧測定できる場を失ってしまったことが原因にあるような論調となっている。
たしかに、血圧の異常を持つ人は日本人には多く、記録させられている患者も多いだろう。これまではあらゆる施設の血圧計を使えば済んだが、そういう場に行けなければ、自前のを買って測るしかなくなる。
うーむ、面白い現象だけど、あまり喜ばしいことではないな。
やはり売れなくなった美容品は△△
コロナ禍では非常に多くの人がマスクをするようになった。そのため、口元を隠せる。
つまりそれは、口紅の不要を意味する。そう、口紅の売上は不調だそうだ。
でも、これまで口紅をしてきた人は大変だ。食事中はマスクを外さなければならないから、そのときに口元をさらすことになる。この際、素の唇を見せる勇気があるならよいのだが、そうとも言ってられない人もいるはずだ。そういう人は今でも口紅をつけているのだろうか。
よれにくい口紅や落ちにくい口紅なら、支持が少し厚いような気がする。あるいは、口に当たりにくい立体的マスクとかもね。
強固な口紅が売れるようになるとすれば、それを溶かすバームとかも売れそうな気がする・・・が、やはり消費者層は限定的だろうかね。
こんなものも!?
個人的に特に面白かったのは、ネスレのミロの爆発的な売上。売れすぎによる販売一時休止も、記憶に新しい。
誰かが「コレを飲むとコロナがどうたら」とか言ったんではなかろうか!?と疑いたくなるほどだ。
たしかにミロはおいしいし、健康にもよいだろうが、過信も問題だ。どんな飲み物でも、飲み過ぎは良くない。
という具合で、いろいろ面白いことが書いてあった。ランキング表も載っており、充実した記事だった。
まあともかく、コロナによって需要の傾向が大きく変わったのは、想像どおりだけど、すごい時代に生きているなあと実感する。
今後は with コロナか after コロナか知らないけど、これまでとは経済の様相が変わるのは大変興味深いことである。