個人経営の飲食店に足を運ぶ！コロナ不況で私にも出来る事

2021年1月6日

再びの緊急事態宣言が東京等に出されそうな勢いだ。

そこで気になったのは、やはり飲食店等の経営破綻に廃業。実際、下記のような記事も出ている。

◆ 破綻・廃業急増の恐れ　緊急宣言「最後の一押し」　新型コロナ（時事通信）

国からの補助が適切に為されれば良いが、この国のことだ、あまり期待はできない。でも、飲食店には生き残ってほしいと思っている。

特に辛いのは、個人経営の飲食店だろう。

チェーン店の場合は、たとえ一店舗ダメになったとしても、他店があるし、会社自体もなんとなかやりくりしていくだけの体力を持っている。

しかし個人経営の飲食店は、まさに　“そこにしかない” ので、お店がダメになったら、よほどの資産がない限り体力は尽きてしまう。それすなわち、事業主の生活の破綻を意味し、最悪、死を考えてしまうことにもなりかねない。

私は、個人経営の飲食店を心の底から気の毒に思う。安全地帯から憐れみの目を向けるのは好まれないかもしれないが、本当に気の毒だ。ある意味仕方がないことなのだろうが、それでも今回のコロナの仕打ちはあんまりだと思いたくなる。

私は個人経営の飲食店が好きだ。チェーン店にはない良さがある。店主と仲の良い常連さんもいるし、メニューや店の雰囲気にも個性が感じられる。他にはない特別感。言い方は悪いが、どこかしら　“ダサい” 面もあったりして、そこが個人経営の飲食店の醍醐味である。さらにそこで昭和臭がしたら、これまた最高（私の好み！）。

チェーン店でもそういった趣のあるお店は存在するが、やはり個人経営店のニオイというものは独特なものがある。

そのニオイを廃れさせるわけにはいかない。そのニオイを味わうことで、私は腹も心も満たされ、至福なひとときを過ごせるのだ。仕事のストレスも忘れることができるし、お店の人との会話で笑みがこぼれることもある。そこにしかない空気に触れ、特別な世界に身を置くことのありがたさを感じる。仕事も、個人経営店でのランチが楽しみであるがために出勤できる面もある（今は自宅療養中だけど　※コロナではない）。

新型コロナの影響で、そういったオアシスが減るのを、私はなんとしても阻止したい。

だから、なるべく個人経営の飲食店に足を運び、食事や喫茶をするようにしている。ひとつしか頼まない主義だったが、ドリンクも一緒に・・・ということも増えた。

それが、私にできる、ささやかな応援方法だ。

今、自粛が叫ばれている。私のまわりでも、新型コロナの感染拡大を危惧して、誘っても飲食店に行かない人が多くなった。それは仕方がないことである。感染拡大は、一人ひとりが意識を高めて、きちんと防止しなければならない。

だけど、経済は経済で、これも破綻させてはならない。人々に娯楽を提供してくれている個人経営の飲食店を潰すわけにはいかないのだ。

だから私は行く。新型コロナ対策をきちんとやって、お店の方針にも従いつつ、食事したり喫茶したりして、お店でくつろぐ。２人とかで入るときは、食事中なるべく会話を控え、会話する際はマスクで飛沫防止をする。

きちんと対策をした上でくつろぐのであれば、あまり問題ないと思っている。いや、もし問題があると言ってしまったら、この先いつまで経っても飲食店には行けなくなるだろう。たとえ新型コロナが終わっても、風邪菌だのインフルだの新種のウイルスだので、きりがなくなってしまう。

たしかに感染予防は欠かせないけれど、潔癖になるのも良くない。経済をまわし、個人経営店を応援する。皆がそうすれば、自殺者も減るだろうし、経営体力も温存できるかもしれない。

いつまでも新型コロナを理由に停滞するのは良くないのだ。with コロナの時代とは、そういうこと。

余談になるが、今、海苔が苦境に陥っているというニュースを見かけた。

というのも、在宅ワーク等が増え、コンビニでおにぎりを買う人が減ったかららしい。

・・・このニュースを見て、私は思った。そうだ、海苔を食べよう、と。