「自口他不」とその意味を知る(知らなくてイイが便利!?)
Twitter を眺めていたら、ある人が「自口他不」という言葉を使っていた。
そんな熟語、知らねぇよ、、、。
と思いつつもスルーしようと思ったが、やはり気になってしまった。
なんとなく、「自」は「自分」、「他」は「他人」を表している気がしたが、あとの「口」と「不」がよく分からなかったので、すぐに調べてみた。
そしたら以下のことが判明した。
・自=自分
・口=ロマンス
・他=他人
・不=不倫
・・・うぉ〜!知らなくてイイわこんなのw
というか「口」は漢字の「口」ではなくカタカナの「ロ」だったのだな!
で、読み方は「じろたふ」。
「じくちたふ」でも「じこうたふ」でも「じくたふ」でもない。
意味としては、自分がやればロマンス、他人がやれば不倫ってことらしい。要はダブルスタンダード的なこと。
たとえば、今は新型コロナの関係で、私たちは外出や外食を控えろだのなんだの言われてきているが、政治家は平気で誰かと食事に行ったりウハウハと接待してもらったりしている。これを揶揄して「自ロ他不」ということができるかもしれない。
でも、政治家に限らず、職場とかにもそういう人は多い気がする。自分自身のミスには寛容でまわりとも笑い合ってるくせに、他人のミスとなると厳しく責任を問うてくる。まさに「自ロ他不」だ。
その「自ロ他不」のせいで、いったい何人もの人が病んでいるというのだろう。この世の中は理不尽極まりない。所詮、人間は自分には甘く、他人には厳しいのだねえ。
というわけで、今回は「自ロ他不」という言葉とその意味についてお伝えしました。
なるべく使いたくない言葉のひとつだ。そもそも言葉そのものの存在を知らない人、多いのではないだろうか。そもそもロマンスなんて言葉、小田急のロマンスカーくらいでしか耳にしない気がする(それすら滅多に聞かないけど)。
ちなみに、仏教用語に「自他不二(じたふに)」という言葉がある。自分を救うことと他人を救うことは同義だという意味で、絶対的な平等を表している。自分と他人は二つではなく一つというわけだ。いい言葉♪