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社労士試験の地雷科目は、労災と健保の選択式!

社労士試験で私が怖がっていた科目は、ずばり「労務管理その他の労働に関する一般常識」、略して「労一」だった。

その詳細については下記記事にて。

社労士試験で一番怖かった科目は、やっぱり労一!効率的な対策法分からず
https://sharoblo.com/shiken-roichi.html

社労士受験生の多くは、怖い科目が労一であることを疑わないだろう。

だがしかし、私は、「労災保険法(労災)」や「健康保険法(健保)」こそ地雷科目ではないか?と思っている。

しかも選択式の!

労災や健保は、一見とっつきやすく(内容も割とイメージしやすく)、細かい対策をしない人も多い気がする。労一に比べると、試験範囲も割と明確で、対策がしにくい科目とまでは言いにくい。

だからこそ、 “地雷” なのである。

「いけいけそれそれー!楽勝楽勝♪」と思って野原を颯爽と進んでいくと、いきなりバーン!!。。

さようなら。。

…そんなことが起こりうる。

ここで例を挙げてみたい。

社労士受験生のみならず予備校関係者や現役社労士をも震撼させたであろう、選択式の労災。

まずはこれ。

第45回(平成25年)選択式
https://www.saitan.jp/archives/45sentakusiki.pdf
(労災の問題は P.3 と P.4 。PDF的には P.6 と P.7 。)

パッと見では「見たことある!」という気がするが、よくよく見ると、テキストに載っていないくらいの細かい内容。載っていたとしても、よほど詳しいテキストの隅に小さく書いてあるような内容だ。

思考を巡らせばなんとか答えを導き出せなくもないこともないこともないが、、、

有名な奇問は次!

第43回(平成23年)選択式
https://www.saitan.jp/archives/43sentakusiki.pdf
(労災の問題は P.3 と P.4 。PDF的には P.6 と P.7 。)

ふざけんな!!

こっちは遊びじゃねぇんだよ!!!

・・・と、試験中に心の中で泣き叫んだ人も多かっただろう。

鶏卵だとか小豆だとか、お料理本に書いてあるような単語があるのが分かる。

3点から2点への科目別基準点引き下げが行われたものの、それでも足もとをすくわれた人は多かったと思う。

また、平成27年に関しては、平成23年や25年ほどの奇問ではなかったものの、やはり難問であった。けれど基準点引き下げが行われず、それで不合格者が続出。合格率も、史上最低 2.6%を記録している。

一方、健保についても、足もとをすくわれる科目として気をつけておきたいところ。

たとえばこれ。

第49回(平成29年)選択式
https://www.saitan.jp/archives/49sentakusiki.pdf

(健保の問題は P.12 と P.13 。PDF的には P.14 と P.15 。)

Eを除いて、テキストに載っているか載っていないか微妙な内容だし、載っていても「誰がそこ読むの?」というくらいマニアックな内容だった。

健保といえば、どうしても給付関係のイメージしやすいところばかりが印象に残るが、選択式では、私たちの目には見えない裏世界(?)のごちゃごちゃしたワケワカメなおとぎ話(w)がテーマとなって出題されたりするのだ。

国語の問題として力づくで解く方法もあるみたいだが、結局は結果論。そんな甘くはないし、極度の緊張感の中では、なおさら無理がある。

かと思いきや、計算を要する数字ばかりの問題が出る可能性も高く、健保ったらほんとにアマノジャクな科目なのだ(でも計算の問題は、きちんと勉強した人にとってはラッキー問題かな)。

以上は、私の主観が混じっているが、労災と健保はつくづく地雷科目だなあと思う。

いや、他の科目だって、地雷要素がないこともない。

だけど労災と健保だけは、どことなく異彩を放っている気がする。

まあただ、ここ最近はおとなしい問題が出てるので、そこまで神経質にならなくても良いかもしれないけどね。

と甘く考えていると、忘れた頃に労災地雷が爆発したり、健保の不発弾が暴発したりするので、要注意!!