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法律上OK!駐車場の優先エリアに車を停めること

今朝、Twitter を眺めていたら、下記のようなツイートを誰かがRTしており、目についた。

このツイートには、優先エリアに停めている車の持ち主を批判するリプが多くついている。

それを見て、私は「法治国家はどこへ行ってしまったのか!?」とすら思うような、おぞましい感覚に襲われた。

まず、優先エリアについては、法律では明確な定めがない。そのエリアをどう扱うかは、各駐車場管理者に任されているようだ。だから、たとえばバス優先エリアに一般の車を停めても、なんら違法ではない

しかし世間には、「モラルの問題だ!」と言う人が必ず出てくる。現に、先ほどのツイートとRTだってそうだろう。

たしかに、モラルやマナーは大事だ。

もし、優先すべき対象がそこにいても譲らなかったり、我が物顔で車を停めたりしたら、それは批判されても致し方ない。「優先」の意味の度合いにもよると思うが、社会通念上、電車の優先席と同様のイメージが形成されているはずだ。

ただ、その「優先」の意味を、「専用」と捉えてしまっている人もいれば、「避けるべき」というべき論で考えてしまっている人もいる。要は、「優先」の意味にはゆらぎがある。だから先ほどのツイートのような事が起こるし、派閥もできあがる。

たしかに、先ほどのツイートの写真だけを見ると、停まっている車が高級車であるためか、インパクトは強い。ツイート主も、おそらく、「イイ車に乗っていても、心づかいのできる人間であれ」といった啓蒙のためにツイートしたのかもしれない。そして当然に、そのツイート主に追従するような人(支持者)も集まる。そのコロニーが大きくなれば、だんだん「優先エリアに停める奴は非常識だ」といった風潮が固まってくる。

でも、常識というのは、ある一定のコロニーの中で通用しうるものである。だから、いいね数が多くても、それが日本全体の常識の表れとは言えないし、いわんや世界の常識をや…。そもそも、いいね自体、賛同しているか反対しているかすら不明な意思表示である。

いずれにせよ、優先エリアに駐車するのは違法ではないのだから、あくまで私は非常識とまでは思わない。法治国家である以上、絶対的な基準は法律にあるのだ。モラルやマナーの重要性も知っているが、ゆらぎがある以上、そこで常識だの非常識だのを断定することはできないし、議論したとしても結局水掛け論になってしまう。

なお、私は「モラルやマナーは破っても良い」と言っているわけではない。それらはあくまで社会の潤滑油。もしそれらを守らなければ、人々と衝突したり干渉が起きたりする。そんな非生産的な事態は避けて生きていきたいものだ。

というわけで今回は以上です!

当ブログ「シャロブロ」では、これまで社労士関連を中心に書こうと意識して発信してきました。しかし最近、方針転換をし、書きたいことを書いていくということにしました。社労士関連は減ると思いますが、書きたいときには書きます。・・・と、最後に常連読者の方にお伝えいたします。よろしくお願いします!