「開業(社労士?)が向いてる」と言われるが、意味がよく分からない
最近、再び日記が多くなってきた。うむ、それだけネタに尽きない日が増えてきたということかな。
私は、今の職場に転職してから数回、上司から「開業のほうが向いてると思うよ」と言われているんだ実は。
その上司は、以前書いたパワハラ上司とは別の人物。パワハラはしないが、割とシビアなことをたまに言ってくるので、反発心が生まれることもある。しかも社労士でもある。卒なく業務をこなし、社内での信頼も厚い。
しかし、私は日々叱られ、「もっとしっかりしろ」「世話がやけるなあ」と内心思われていることだろう。
上司は慎重にコツコツとこなし、人事関連以外の業務もマルチにこなせる、もはや総務の神。私は、コツコツタイプではあるが、慎重さに欠け、まだまだ仕事に慣れていない。
だからこそ、ベテランな上司から見たら「不足」していることは間違いない。私ももっと仕事を覚え、広げ、マルチ性を養っていきたいと、日々思っている。
しかしそこで、上司は「開業のほうが向いてると思うよ」。
さあ、これはどんな意味なのか!?
「開業」と一口に言っても、漠然としすぎていてよく分からない。
・・・「そんなもん本人にきけよ!」と突っ込まれそうだねw
開業社労士のことを言っているのか、単に起業家のことを言っているのか、まずそこだ。
たぶんだが、話の内容からすると、「開業社労士」のことを言っているのだろう。というのも、上司は続けざまに、「開業してる人って、特定の分野を掘り下げて稼いでいたりするよね」と言ったから。上司が知っている開業者といえば、社労士が最も近しいはずだ。
ただ、上司はあくまで、開業社労士を例にあげたにすぎないように思う。おそらく、根本的には、「一組織内でマルチに色々やるのは向いていないから、自分一人で好きな分野で好きにやっていったら?」という思いがあるのだと思う。
だから、開業社労士でも良いのだろうし、はたまた別の分野での開業でも良いのだろう。その道のスキルがあるならね。
実際、「開業のほうが向いてると思うよ」と言われて、嬉しくないことはない。
私はかつてフリーランサーだった。よく自由業と訳すが、個人事業者なので、いわば自営業だった。つまり開業していたわけ。青色申告もしていたので、開業していなかったとは言えない。
フリーランスの仕事では、自分の好きな分野で、ひたすら頑張っていた。苦労もあったが、結果的に楽しいものであった。思い立ったらすぐ行動し、多少のミスなどおそれず、何かあっても自分で責任をとれば済むので、ある意味気楽でもあった。
しかし今は違う。今は一組織の中の歯車。好きではない業務もあるし、思い立ったらすぐ行動というわけにもいかない。慎重を期し、かつミスなく業務をこなしていくことを求められている。何かあったら、私の責任にもなるが、上の者の責任にもなる。組織自体を崩壊させてしまうリスクさえ孕んでいる。
そう考えると、上司の目にはきっと、私は “危なっかしい人” と映っているのかもしれない。
だけど思うのだ。
「あなたは私の何を知ってるのだ?」と。
本当に開業が向いているならそれでもいいさ。というか素直に受け入れる。
しかし、私はフリーランサーをやめてまだ1年。今の職場に来てまだ4,5ヶ月。組織慣れしていないに決まっているし、業務も覚束なくて当然だ。人間付き合いもまだまだだ。
さらには、私がフリーランスをやめたのもそれなりのワケがあったのだし、前職から現職に転職したのも、それなりにワケがあったわけだ。
そういう諸々を思いを、上司は思い計って発言したのだろうか。
私はそうは思えない。
だから、占いみたいなものとして、私は捉えた。
そもそも上司ひとりの意見なので、参考にはなっても正解ではない。
ほかの人にも「開業向き」と言われることはあるけれど、言う人は全員、フリーを経験したことのない人ばかりだ。
まあ、私も開業という開業を突き詰めたわけじゃないから、たしかな事は言えない。
だが少なくとも、開業向きか否かなんて、フリーを経験したことのない人には判断できるはずもないと思う。幻想を抱くのは誠に結構だけどネ。
以上、怒っているように見えたかもしれないが、そんなに怒ってません。こうやって哲学するのが楽しいのでござるよ!
というわけで、今日も何か言われるかな?
直属の上司のみならず、他の人の意見も色々聴いてみたい気もする。
なお、たまに一緒にランチに行く奴は、「黙々と事務をやるの、向いてると思う」と言っていた。まあそれは開業とか雇われとかとは別次元の話なので、今回はやめておこう。