風邪で咳が出るならマスクをしてくれ!絶対だ!
私の上司のひとりは、風邪を引いて咳をしているにもかかわらず、マスクをしない。
いや、マスクをしていても、アゴにしているだけだから、全く機能していない。
私にしっかり厳しく指導してくださるので、あまり悪いことは言いたくないのだが、ハッキリ言ってふざけんなと言いたい。
だってね、私の隣で平気で咳をして、その風が私の顔に当たるんだ。
手で口を押さえながら咳をするときもあるが、その手で私のパソコンのマウスやキーボードを触ってくる。
もういい加減やめてくれ!
お陰で、私は現在風邪気味だ。ノドがイガイガする。上司が原因かどうかは知らないが、可能性は十分にある。
今回は風邪だったから良いけど、インフルエンザやノロだったら・・・と思うとゾッとする。
電車の中でも、マスクせずに咳をする人が多い。口を手で押さえながらクシャミや咳をし、その手で吊革や手すりを触る。下手すれば、満員電車だとこちらの服やカバンにもその手が当たることもある。
潔癖と言われたら最後だが、もう勘弁してほしい。
そこで、こう思った方もいるだろう。
「貴方がマスクをすればいいじゃない」
・・・たしかに、私がマスクをすれば、多少は効果があるかもしれない。
たとえば、ばい菌のついた手すりを触ってしまったとき、そのまま自分の口や鼻を触ると、そこから感染することがある。が、マスクをしていれば、そういった感染経路を遮断することができる。
また、マスクには若干のノド保湿効果もあるので、何もないよりはマシだ。
ただ、それは “正しくきちんとマスクをはめた場合" の話である。
マスクを手で触りすぎたり、取ったり外したり、隙間があったりすれば、当然効果は限定的になる・・・ばかりか、知らないうちにばい菌を侵入させてしまう可能性すらあるだろう。
私は科学者でも医学者でもないので詳しいことは分からないが、マスクによる風邪予防は、あまり期待しないほうが良いというのが、どうやら最近の有力説らしい。
「マスクすれば予防できる!」という説は、もはやカビが生えつつあるのだ。
労働安全衛生を守備範囲とする人間としては、そのあたりの最新情報もどん欲に吸収しておきたいものだ。
各事業所の事業主をはじめ、大企業に配置されている衛生管理者たちは、衛生面に細心の注意を払いつつマネジメントをし、労働者の健康を守ってほしいと思う。
そして何より大事なのは、風邪を引いたら無理に働かないこと。で、人員が欠けても仕事を回せるような、余裕のある体制づくり。
夢物語なのかもしれないが、労働者の健康を守るには、人事の責任は非常に大きいはずだ。
で、最低限、咳や鼻水が出る人は、外出時にはきちんと正しくマスクを!!