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ゴーストタウンになっていく故郷を黙って眺められますか??

兎追いしかの山
小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき故郷

如何にいます 父母
恙なしや 友がき
雨に風につけても
思いいずる故郷

こころざしをはたして
いつの日にか帰らん
山はあおき故郷
水は清き故郷

これは、日本人なら知らない人はほとんどいないであろう唱歌「故郷」の歌詞。
今ではここに描かれる情景は少なくなってきているだろうが、これを現代バージョンとして考えてみると、非常に侘しいものがある。

今回は、まさにゴーストタウンのお話だ。

ゴーストタウンとは、かつては栄えていたが、一変して人気(ひとけ)がなくなってしまった街のことをいう。建物や設備は、一見すると原型のまま、あるいは原型に近い形で残ってはいるものの、廃墟や痕跡として残り、かつての繁栄を思い起こさせてくるような街だ。

昨今の景気悪化に加え、新型コロナとそれに対する策の影響により、今、ゴーストタウンが増えてきているようだ。

Twitter で検索をかけてみると、実際に画像付きで、故郷の景色をアップしている人もいる。

ある人は、8年ぶりに東京から帰郷し、平成ノスタルジーに浸ろうとした・・・が、個人商店の大量閉店、空き地、生え散らかされた雑草を目の当たりにしたそうだ。そこにアップされていた建物や土地の写真には、「入居者募集」「立入禁止」「売地」「貸物件」といった文字が掲げられていた。

そのツイートがこれだ。

哀愁があるなあ・・・としみじみ感じている自分がいたが、いやいや、これは一大事だ。ゴーストタウンになりゆく片鱗を見てしまって、悲しい気持ちになったと同時に、色々と考えさせられる。

そういえば、私も、街の中を歩いていたら、閉まってしまった喫茶店や商店を見かけたことがある。最近は不要不急の外出を控え、ぶらり散歩をすることはめっきり減ってしまったが、もし実際に歩いてみたら、やはりゴーストタウン化を目の当たりにすることになるのだろうか。

さて昨日今日のこと。
かの不二家が大量閉店するというニュースが流れ、ネット上でも話題となっている。不二家といえば、そう、レストランやケーキのお店。2020年1~6月期の連結決算は、最終損益が1億7100万円の赤字だそうで、前年同期の1億5100万円の黒字と比較すれば、いかに凄まじく、おどろおどろしい事態に陥っているかが分かる。

むろん、経営層の作戦の良し悪しも考慮に入れねばならないだろうが、このたびの新型コロナの影響は計り知れず、今後もどうなっていくのかとか、今水面下で何が起きているのかとか、想像せずにはいられない。

不二家だけではない。ほかにも大量閉店を余儀なくされているお店はあるし、倒産大幅な組織改編を余儀なくされている会社は星の数ほどあるだろう。

今はまだその渦中にあるため実感しにくいのかもしれないが、近い将来、気付いた頃には街はゴーストタウン、あるいはゾンビタウンとなっていて、そこで初めて景気悪化の惨さをありありと実感することになるのだろう。

もちろん、この予測が外れてくれれば万々歳だ。

私は読者を煽りたくてこんな記事を書いているのではない。あらかじめ将来を悲観視することで、少しでも景気の悪化をやわらげたりリスクヘッジしたりできれば良いと考えているのだ。

心の準備があるのとないのとでは、きっと結果は変わってくる。

じゃあ具体的にどうしていけば良いのか・・・。

その答えは、自分自身、いまだよく分かっていない。

でも、まずやれることは、過剰な新型コロナ対策をやめようと自ら動いていき、偏りに歯止めをかけること。私はこれまでにコロナ禍に関する記事を色々書いてきているが、それもこの一環だ。

そして、それとは別に、一人ひとり、何かしらのスキルを身につけることも重要となるだろう。欲をいえば、スキル1つよりは2つ、2つよりは3つ。しかも、互いに遠い位置にあるスキルが良いかもしれない。たとえば、社労士×英会話×プログラミングというように。
 ・・・と言いつつ、スキル習得は私の大きな課題でもある。

さらには、お金の使い方や管理についても、見直す必要があるだろう。円のみならず、ドルもユーロも、今後価値がどうなっていくかちょっと気になるところである。今や世界的に新型コロナの影響を受けているわけだ。お金そのものの価値が減れば、いくら貯金しても無駄になる。預金封鎖だって、今後起こらないとは限らない。

・・・と、賢い人たちの意見の二番煎じではあるが、私もお伝えしてみた。

杞憂なら良いなあ。