科目別ならコレ一択!TACのよくわかる社労士 合格テキスト
社労士試験向けのテキストは色々あるが、科目別テキストの代表格といえば、TACのよくわかる社労士シリーズ『合格テキスト』だ。
このテキストはとにかく良い。
迷っているくらいなら早く購入しちゃったほうがいいです。
なぜ良いかというと、
科目別だから各科目の詳細まで記載されている!
これに尽きる。
これ以外の理由といえば、ほど良く空白があってメモを書きやすいのと、黒と赤の2色刷りだから、自分のメモが埋もれずに済む、という点。
その小さな理由が無くても、科目別に詳説されている時点で、私は迷わず買っていただろう。
しかし、この合格テキストにも、向いている人とそうでない人とがいる。今回はそこを改めて整理していきたいと思う。
<話の流れ>
合テキが向いている人
- 社労士試験経験者
- ある程度基礎が身についている人
- 選択式で穴を開けたくない人
上の3つ全てに当てはまる人は、合テキを使って勉強してみよう。
とにかく詳細に書いてあるから、合格に必要な重要事項は網羅されているし、「これ試験に出ないだろ?」的なマニアックな内容もけっこう書いてある(そういうのがたまに出題されたりするw)。
択一式対策にももちろん良いが、選択式には特に力を発揮してくれる。この理由についてはまた後ほど述べたい。
合テキが向いていない人
- 初心者
- 基礎があやふやな人
- 要点中心型の学習をしたい人
初心者がいきなり合テキにチャレンジすると、ほぼほぼ挫折するだろう。TACの本気に打ちのめされてしまう。
また、基礎があやふやだと、骨となる項目を見抜けず、あまり重要でないところに無駄に時間を割いてしまう上、混乱する可能性もある。
具体的には、前回の試験で択一式が合格ラインに達していない人は、合テキを使っても逆にツラくなるだけかもしれない。
優れたテキストであっても、それを使えこなせなければ “豚に真珠” ってわけだ。
合テキのメリットとデメリット
メリットとデメリット、平等に3つずつ挙げてみる。
まあ繰り返しになるが、合テキのメリットは、
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といった感じだ。
デメリットといえば、
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といった感じだ。
特にデメリットの3つ目については、スピード感を求める人や基礎があやふやな人には少し怖いところ。
10月くらいに「労働基準法」が発売されて、その後、月に1冊ないし2冊のペースで出版される。つまり、最後のほうの厚生年金や社会一般は、3月くらいの発売となる。そう、試験当日まで半年もない。
春から年金に取り組むとなると、間違いなく時間が足りない。一度学んできた人であればそのあたりをどうにかできる(古いテキスト等を使ったりとか)かもしれないが、初心者はそれができない。
たとえ経験者であっても、その点には気をつけていただきたく思う。
合テキが神に見えた!私が買った理由
私のお話になるので恐縮だが、私は最初、ユーキャンの『速習レッスン』を基本テキストとして独学していた。
それでも全然合格レベルまで実力をつけることができたが、残念ながら、試験は敗北した。
その原因は、選択式の健康保険法にて、科目別基準点を満たすことができなかったことだ。択一式はゆうに基準点を超えれたし、選択式も、総合としてはゆうに基準点を超えていた。
だが、選択式のたった一科目が基準を満たせなかったがため、不合格となってしまったのだ。
私は悔しかったが、自分の勉強のツメが甘かったことを反省した。
が、同時に、点をとれなかった空欄は『速習レッスン』には載っていなかった内容や、あまり重要っぽくなく書いてあった内容だった(でも理論上、『速習レッスン』に載っていた内容だけで合格点にはたどり着けるようになっていた)。
健康保険法に限らず、他の科目でもそういった点があったので、「こりゃ、もっと本格的なテキストを買って、穴がないようにしなきゃな。来年こそは1点でも多くもぎ取ってやる!」と思い至った。
そこで本屋に立ち寄り、パラパラと見ていて「これはいい!」と思ったのが、今回の、TACのよくわかる社労士シリーズ『合格テキスト』だ。自分が落とした空欄のマニアックなキーワードも、これにはちゃんと載っていてビックリした。
過去問の選択式では難問・奇問が出題されていたんだけれども、(全部とは言わないが)合テキにも載っている内容があった。
結果的に、2度目の試験は合格した。
合テキでの独学、万歳!!
択一式の点数は前年よりなぜか若干低下してしまったが、選択式はいずれの科目も基準点割れせず、余裕でクリアすることができた。
合テキの効果があったか、はたまた運が良かっただけなのかは分からないが、合テキによって大きな安心感や心強さを覚えたのは確かだ。特に選択式においては、かなり頼りになる代物だと思う。