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送付状(添え状) は要らない派です

事務関連の書類送付はもちろん、履歴書や願書などの送付でも、送付状(添え状と言ったり案内文と言ったりもする)は当たり前の存在になっている。

でも、私は基本、送付状は要らない派だ。

あんなもの、ハッキリ言ってアホなしきたり。

事務の仕事では、送付状を入れるのが当たり前のようになっており、送付状専用のフォルダすら存在する。いざ入れ忘れれば怒られるし、作ったら作ったで、割と大きな時間ロスとなる。

送るべき書類がたくさんあれば、一つひとつ宛名を変えることになる。人によって送る書類が微妙に異なれば、記載内容まで変えなければならない。そして今度は、それらをすべて折り、間違いないように封入することになる。

・・・ここに生産性はない。単なる作業であり、スキルアップにもならなければ、やたら時間と労力を浪費したりする。これで他の重要な仕事を圧迫されたら、無駄な残業も生じうるわけだ。

たかが送付状、されど送付状。

私は送付状なんかナシにしてしまえば良いと思っている。が、立場の弱い私の意見が通るはずもない。「送付状がないと不親切でしょ」「送付状はマナーである」「送付状があるから中身の過不足がないか分かる」と言いくるめられるたけだ。

バカ言え。

不親切かどうかは感情論だから知るか!だ。マナーかどうかも、そんなもの誰かが勝手に決めたことであり、疑わないのは思考停止人間のすること。中身の過不足が分かるという点については、そうね、つまり受け取った側に責任を押し付けるわけだね。

・・・私はそう思ってしまう。中身が正しいかどうかは、事務担当者の責任であって、受け取り側にとっては、送られてきた書類がすべてだ。もし不備に気づけなかったら、不備を防げなかった事務担当者が悪いし、不備に気づけなかった受け手も愚か、ということだ。それでいいじゃないか。

もし何かトラブルが起きたら?

・・・そもそも、送付状の記載事項から間違っていたら、どうせ意味ないんだ。トラブルが起きるときは、送付状を送っていても起きるものさ。

どうしても送付の内容を伝えたいときは、箇条書きのメモ程度で書いておけば良いと思う。なんなら走り書きでも構わない。通販とかでもたまにそういったメモになっているときがあるが、非常に分かりやすい。こちらも、挨拶からダラダラ書いてある送付状より、そういったメモ書きのほうが気楽に目を通せる。

私が以前勤めていた社労士事務所では、送付状は要る派と要らない派で派閥があった。

ある男性社労士は「送付状を入れるのはビジネスマンとしての常識」と言っていた。しかし別の女性社労士は「送付状など要らない」と発言することすら無く、淡々と送付状を入れずに書類を発送していた。私はその女性社労士に直接習うことが多く、一度「送付状は入れますか?」と訊いたこともある。そしたら「いらないです。見れば何かぐらい分かるでしょ」とキッパリ。すぐ怒る人なのであまり好きじゃなかったが、そこは大いに同感だった。

まあ、何もかもすべて送付状無し!と杓子定規に考えるのも問題かもしれないが、基本、私も無しで良いと考えている。

ちなみに、今の職場は、送付状は当たり前 of 当たり前。前職の件があるので「送付状入れるべきですか?」と上司に訊いたことがあるが、「は??」という顔をされてしまった。その顔を見て、「ここはそういう文化なのか」と改めて悟った。

でも、そんな職場ですら、行政に提出するときは、あまり送付状を入れていないw 相手の為を思うなら、行政にだって入れるべきだろ!と思ったが、深くは突っ込まないことにした。

ただ、個人的には、送付状は簡素化、そして無しの方向に引っ張っていけたらいいなあと考えている。こんなもんに時間と労力、そして紙やインクを使うのは実にアホらしい。つまり、メリットよりデメリットのほうが大きいと思うのだ。


P.S.
履歴書などの応募書類に送付状を付けるべきかどうかで悩んでいる人も多いだろうが、私は、別に無くても構わないと思っている。というか、ひねくれ者だから、送付状が丁寧すぎると「媚びてるなあ」という感想を持つだろう。私としては、「入れたければ入れればいいし、入れたくないなら入れなくていい」と回答しておきます。そんなちっぽけなことで選考結果が左右されるようなことはあってはならない。もしあったとしたら、そこは変な企業だから要注意。