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新人部下を叱ることで、間接的に、カースト上位の仲良しメンバーを叱る

夏に転職してから、早3ヶ月以上が経過した。

その短い間に、ひとつ気づきかけたことがある。あくまで「かも?」な話だが、あなたにも心あたりがある可能性がある。

まず、私は新人かつ最下の部下なので、当然お叱りを受ける機会が多い(叱りというか注意って言ったほうが適切かもしれないが、分かりやすく「叱る」という言葉を使います)。

今の職場では、以前の職場でのようなパワハラは受けてはいないが、上司Aには、やはり細かいことで叱られる。

別の上司Bに教えてもらったやり方を遂行していても、「これはダメ」という烙印を押されたり、ときには、かつてBが残したデータなのに、Aには「この入力の仕方だとほにゃららだから、たりらりという形にしてください」と叱れたりもする。

私は内心、「だってBがこう教えてくれたんだもん」とか「これはBが残したデータだし」と反論したくなるが、それをしたところで改善にはならないから、私は黙って「はい」と言うのみだ。

日々、そういった細かなエピソードがある。

そこで思った。

「この上司Aは、ひょっとして上司Bに間接的に叱っているのではないか?」と。もちろん私に改善を促す目的もあるだろう。が、Aは小まめでBは大雑把なので、AからしたらBのやり方が気に入らない可能性もある。

AとBは、普段、仲が悪いわけではない。BはAの上司だが、むしろ表面上は仲が良い。別のメンバーCも、その2人と表面上は仲が良く、よく3人で雑談をしていたりする。また、女性特有の陰口を言うのも日常茶飯事だ。

そう、彼女たちは、おそらく、お互い馴れ合うことで、居場所を保っている。もし何か変なことを言ったら仲間外れにもされかねない。そうなれば居場所がなくなり、孤独を味わうことになる。彼女たちは(特にAは)それを怖れているのだろう。

Aの話し声を聴いていると、「それ、本心じゃないんじゃない?」と思うことがけっこうある。誰かの陰口を言っていても、AやCに合わせている感じがすることがあるのだ。女性みんなそうとは言わないが、女性の世界は大変ですな(まあ、男性の世界にもありえる)。

以上を踏まえると、AはBに叱ることはできるまい。BがAの上司だからというのもあると思うが、さらに上の上司などにはハッキリ言うことがあるので、馴れ合いにさえなければBにも言っているはずなのだ。小まめなAは、大雑把なBに対して言いたいことはたくさんあるだろうが言えない。まるでママ友カーストだ。

だから、Bに対して言いたいことがあると、機をうかがって私に叱ってくるのだ。構図としては「私がAに叱られている」となるが、間接的に、Bに伝わるようにしているのではないか。でも、まわりのメンバーは詳しい事情は知らないので、Bの自尊心が傷つくことはない。実は彼女たちは冷戦なのかもしれないが、間接的に叱るという行為が、AとBの表面的な関係性を崩すことはない。

・・・こういったことは、きっとあなたにも心あたりはないだろうか?

あなたが、私のような立場か、Aのような立場か、Bのような立場かは分からないが、これまでの人生の中で、いずれかの立場になっていたことがあるはずだ。

でも、健全とは言えない。

上司と部下の関係性は大事だし、何でもかんでもストレートに叱るのも問題だが、ママ友みたいな表面的な馴れ合いやカースト制は、仕事では害悪でしかない。

なぜかというと、今回お伝えしたような事が起きて部下が悶々とするだろうし、何より不信感が大きくなる。私は前職との比較で今の職場がかなりマシに見えるが、新卒の子がそんな目に遭ったら傷つくに違いない。それに、ママ友のような雑談を繰り広げられると、聴いている周りも心穏やかではない。彼女たちの仕事の手がとまり、生産性も落ちる。それで残業が生じれば、(サービス残業であろうがなかろうが)職場の健全化からは遠ざかってしまう。

女性みんなとは言わないが、どの職場でも、女性同士の馴れ合いやママ友的なカースト制はけっこうあるようだ。ネットで悩み検索をするだけでもたくさん出てくる。Aのような人も「それが嫌だ」と言っていたりする。Aも、実際はわそんな気持ちなのだろうか。そうであると信じたい。

人事権を持つお偉いさん方には、その辺まで考慮した人的配置を考えていただきたく思う。まあ、AやBたちも、さすがにバカではないので、お偉いさん方の前では比較的おとなしいけどネw

以上です。

もし私の考えすぎなら、別にそれでいい。が、そうだとしたら、Aには部下を見る目が無いということになる。それはそれで悲しいので、Aの部下である私としては、Aの観察力不足はあってほしくない事だ。