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「社労士とは何者か」を説明するのはけっこう難しい

正月三が日も終わり、ぼちぼち仕事始めの人もいるようだ。

私は6日が初出勤だが、副業は今日4日が初仕事。本業のためにからだを再起動させるにはちょうど良い。

さて、社労士いわゆる社会保険労務士とは何者か、分かりやすく説明することができる人は、いったいどのくらい存在するだろうか。

というのも、私が社労士試験に受かったり事務所に就職することになったりしたことを人に伝えたとき、相手から「シャローシって?」という具合に訊き返されたことが何度かあった。

社労士という単語を知っている人ならまだ良いのだが、初耳だという人もいたし、中には社会福祉士と混同する人もいた。

一応、労働や社会保険の書類作成や手続き、働き方改革、セクハラやパワハラの対策、年金相談など、そういったものを守備範囲としている士業だと説明するが、どうも輪郭がハッキリしない。また、そういった小難しい言葉自体興味がない人もいて、何を言っても「?」な顔をする人もいた。

弁護士については知らない人はほぼいない。ドラマでも弁護士役が活躍していたりするので、馴染み深いだろう。

税理士も、税務署職員と混同している人はいるかもしれないが、まあ税金の専門家だというイメージを抱いている人が多いだろう。

では社労士はどうか。

社会保険労務士と略さずに言えば、まあイメージはなんとなく可能であるものの、長いので覚えてもらえず、前述のとおり、いつのまにか社会福祉士と混同されていたりもする。

で厄介なのは、年金や社会保険の専門家だと言っても、相手の頭には漠然とお金のことが浮かび、「税理士とどう違うの?」と思われかねない。かといって働き方改革とかの労働の専門家だと言っても、「弁護士も労働問題に詳しいよね」と思う人もいるだろう。

そもそも社労士試験を見ても分かるように、試験範囲が広すぎる。それに社労士によっても、強みとしている分野が違っていたりする。ドラマにしようにも扱いづらく、地味で、ピンと来ない。

輪郭がハッキリせず、知名度も低いままな現状には、そういった影響も少なからずある気がする。

・・・自分で書いていてなんだか悲しいけれど、私自身は、社労士という士業の知名度を上げたいと思っている。

専門性が曖昧に見えたりもするが、社会保険と労務は切っても切り離せず、それらを手広く守備範囲として、人々の職業生活や生涯を守ったり、セーフティネット機能を維持向上させたりしていくことが、社労士の専門とするところだと思っている(やはり一言でズバッと言えないw)。

医療のたとえ話だが、医師にあたるのが弁護士だとすれば、保健師あたりが社労士かもしれない。弁護士が個別のトラブルの治療(=解決等)を主に行うならば、社労士は、日頃から経営者的目線と労働者的目線を併せ持ちつつ、状況を整えたり管理したりして、トラブルを未然に防止したり早期発見したりするというイメージ。

上記のイメージは今後変わる可能性もあるが、今のところはそういうイメージを持って、私は社労士とは何者かを説明しているし、そうなりたいとも思っている。正しいかどうかは分からない。反感もきっとあるだろうが、まあ許してください。