大切な事に気付かせてくれる、社労士事務所勤務の日々【R2年3月18日,19日,23日】
この前、実務日記を減らして有益記事を増やすと宣言した。というのも、今いる社労士事務所での実務は、ほぼルーティンワークだからだ。
そう、逐一日記をつけたところで、読み手はもちろん、私自身も退屈。生産性という面においても、あまり大きなメリットがないと判断した。まあ、たまには書くつもりではあるけど。
そこで今日(23日)の話。
今朝は、いつになく職場に行く気のない一日となった(3連休明けのせいかもしれない)。
就職したばかりの5ヶ月ほど前は、ヤル気というかモチベーションが高かった。
だけど、最近低空飛行をし、特に先週あたりからは、将来のことを深く考えるようになった。
「本当にこの仕事がやりたかったのか?」
「何のために社労士試験を受けたのだろうか?」
「このままこの仕事をやって、自分のためや未来のためになるのだろうか?」
「このままもしキャリアアップしたら、私は伸び伸び仕事ができるのだろうか?」
・・・など、明確な言葉では言い表しにくいが、枚挙にいとまがない。
だがひとつふたつ、私自身の深層心理みたいなものに気付いた。それは、
- 社労士になることで、かっこいいとか賢いと思われたい!
- お堅い事をすることで、知り合いとかから馬鹿にされないようにしたい!
ということだ。
そういう安っぽい心理が、私の心の奥に潜んでいた。
つまり、虚栄心を持って事務所に勤めていたということだ。社労士試験の受験も、少なからず「偉く思われたい」「士業じゃないとダメだ」みたいな思いがあり、そのまま引くに引けなくなってしまった。
きっと、他の資格の勉強をしていても、それはそれで同じだったと思う。安っぽい欲を満たすことが目的だったのだから、別に社労士じゃなくても良かった。目の前に社労士というものがあったから、社労士を選んだにすぎない。
働く動機としては、別に不純だろうがなんだろうが良いのかもしれない。別に惰性で働いたって良いのだし、そういう社会人のほうが圧倒的に多いだろう。しかも、そういう人のほうが案外長続きするものだ。
しかし私は嫌だ。私は自分の人生をより良くしたい。心が喜ぶ仕事をしたい。将来、子どもたちに「仕事は楽しいよ!」と胸を張って言えるようになりたい。それでもって高度なスキルを身につけ、社会にも貢献し、未来にも希望があふれ、収入もある程度の額は欲しいものだ。
今はまだ気持ちの整理がついていないが、今のままではいけない…。
このままでは、私は私らしく生きられない。
・・・というわけで、今の社労士事務所での勤務生活は、自分の心と向き合う機会を与えてくれている。
日々自分の心と向き合えるチャンスをくれたから、そういう意味では非常にありがたい。神様からの贈り物かもしれない。
社労士試験を受けていなかったら、自分の虚栄心にすら気づくことができず、いつまでも安っぽい欲を満たそうと、非生産的な行動をとっていたかもしれない(できるわけもないのに)。
だから、この今の気づきを糧として、今後の人生についてより深く考えていきたい。必要と感じたら、社労士業の世界から身を引くこともあるかもしれないね。
・・・なお、最後に補足を。
なんかネガティブな記事になってしまったが、社労士業のことを否定する気はさらさらない。実際に楽しくやっている方もいるし、生き甲斐にしている人もいる。社労士業で素晴らしい人生を築いている人もいるだろう。
それに対して、私のようなハッキリしない人もいる。
人それぞれだ。
さて、あなたはどうだろう?社労士という仕事が好きになれるだろうか?
社労士になることが夢だという人には、是非、「人として」素晴らしい社労士を目指していただきたいと思っております。