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新型コロナ対策も大事だが防寒も忘れるな!

新型コロナ対策のために換気を心がけている所が多い。

私の職場では、ドアを開けっぱなしにしており、寒い空気が入り込んでくる。足元はスースーして、貧乏ゆすりをせずにはいられない。まるで青白い風が見えるかのよう。

今は、どこへ行っても、どこかしらが開いていて、寒さを感じる。

たしかに新型コロナ対策は大切だ。密にならないようにし、空気を循環する。換気扇やサーキュレーターがあるなら全てONにし、気の流れを良くしておくのが、やっぱり良いのだろう。そしてできれば加湿も。

だが、とにかく寒い。

今日あたり、日本は全国的に気温が下がり、一段と冷たさを感じた。そして職場でも体調を崩した人が出たが、新型コロナなのかインフルエンザなのか風邪なのか、本当のところは分からない。

私も、そのうちダウンしてしまうんじゃないかといささか不安だ。

そこで思うは、新型コロナ対策を頑張りすぎた挙句に、部屋が寒くなったりしたら、結局体調を崩しやすくなってしまうということ。人間は恒温動物であるとはいえ、やはり寒い状態が続けば体にも心にも良くない。寒いからといってすぐに風邪は引かなくても、引き金にはなる。

血行が悪くなったり代謝が悪くなると、体の免疫機能は鈍ってしまう。そうすると当然、あらゆるウイルスにもかかりやすくなるし、胃腸の調子が悪くなったりもする。

もし職場の人間の誰かがダウンしたら、それだけで戦力もダウンする。ましてや、人件費削減の現代においてはなおさらだ。しかも新型コロナとかだと休業にも追い込まれ、経営にも響くだろう。

新型コロナ対策をすることは良いのだが、職場が寒い状態では元も子もないのだ。

強力な換気タイムを設けたり、空気の通り道を工夫したりして、あとは換気扇やサーキュレーターや加湿器に頑張ってもらい、なるべく部屋は暖かく保ちたいもの。

環境庁がオススメする暖房設定温度は20℃だが、正直、もう2,3℃、いや、5℃くらい高くしてもいいじゃないか?と個人的には思う。ただ、1℃下げると約10%も消費電力を抑えられるらしいので、悩ましいところである。

私の職場では、なんと28℃に設定していたが、換気が強烈すぎて全然暖まらず、寒くて仕方がなかった。これでは仕事にもろくに集中できず、身も心も縮こまり、トイレばかり行くという有様だ。明らかに生産性の低下。


少しかしこまった話だが、事務所衛生基準規則という規則がある。そこには下記の条文がある(2020年12月15日現在)。

第五条
3 事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。

また、労働安全衛生法(2020年12月15日現在)には、

第七十一条の二  事業者は、事業場における安全衛生の水準の向上を図るため、次の措置を継続的かつ計画的に講ずることにより、快適な職場環境を形成するように努めなければならない。
一  作業環境を快適な状態に維持管理するための措置
二  労働者の従事する作業について、その方法を改善するための措置
三  作業に従事することによる労働者の疲労を回復するための施設又は設備の設置又は整備
四  前三号に掲げるもののほか、快適な職場環境を形成するため必要な措置

とある。

こういった条文をまじめに参考にするなら、新型コロナ対策も重要である半面、防寒もきちんと行い、快適な職場環境にするように努力するのが会社の責任だ。

また、労働契約法には安全配慮義務が規定されている。これは、言いかえれば健康配慮義務だ。会社は、働く人たちの健康をきちんと考えなければならない。

新型コロナ対策一辺倒にならないように願いたいものだし、自分たち労働者も、防寒対策は十分行って健康的に仕事をしたいものだ。