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知覚過敏でもマスク等をしないのは非常識なのか

Twitterを眺めていたら、「知覚過敏だからとマスクしない人がいるが、せめてハンカチで口を押さえるなどすべき」という内容でツイートしている人を見かけた。

さて、あなたはどう思うだろうか?

今や、マスクをすることが常識になっており、マスクをしない人は白い目で見られたり、お店に入れなかったりと、色々と嫌な目に遭わされている。マスク警察なる言葉まで生まれ、いつにないマスクブーム(?)だ。

でも、世の中には、知覚過敏の人や、呼吸が苦しくなる人がいる。そういう人はマスクをしたくないだろうし、中には「することができない」人だっているだろう。

そのため、知覚過敏の人がマスクをしないのは、私はある意味仕方がないと思っている(そもそも、マスク主義には反対)。

では、そういう人でも、ハンカチで口を押さえて過ごすべきだろうか。ハンカチで口を押さえていないだけで非常識呼ばわりされて当然なのだろうか。

・・・私はそうは思わない。

と言うと思ったでしょ?

そのとおり!私はそうは思わない。

ハンカチや布で押さえるっていうのをどういうものとして捉えるかにもよるが、知覚過敏にも色々あり、何か接触しているだけでもダメな人だっているものだ。例えば、ズボン(パンツ)の裏の生地がしっとりしていないとムズムズして仕方がない人がいる。ひどいと、ムズムズ感が増幅し、気が狂いそうになったりする。

さらには、ハンカチや布を口に押さえ続けることは、手が使えなくなることを意味し、生活に支障をきたすことになる。仮にゴム紐等でマスク風にしたとしても、それをしたら知覚過敏の人には結局ツラいだろうし、見てくれも良いとは言えない。

以上は、考えればすぐに分かることなのに、よくもまあ軽々しく「口を押さえないのは非常識だ」と言えたものだなあと思う。そういう言葉でどれほどの人が傷ついているだろう。ネット弁慶であろうとも、そういうことを言ってしまったら、それはつまりマスク警察だ。

マスク警察はさらに踏み込んで、「じゃあフェイスシールドを!」と言うかもしれないが、バカも休み休み言えとしか言いようがない。あんな邪魔になるもの、さらにはスカスカなもの、さらにはダサいもの、さらにはそこまでのメリットがあるとは思えないもの、必要ない。

そこまで言うなら、一生神経質に生きていかねばならない。マスクブームが終わっても、死ぬまでマスクやフェイスシールドをするよう貫いてほしいものだ。じゃなきゃ筋が通っていない。で、もちろん、手洗いや消毒、そして気安く物に触れないという、マスク以上に重要なタスクを丹念にこなしていってほしい。それもできないで「口を押さえろ」は、ない。

以上、言いたいことをババーッと述べたが、書いていて思ったことがある。私も私で、マスクをしないと気が済まないという強迫神経症の人への理解が乏しいということだ。

私は潔癖症ゆえ、アルコール消毒ばかりしている。潔癖症は強迫神経症の一種と聞いたこともあるが、まさに私は、必要以上に物を汚く捉える傾向にある。治したいのだが心が言うことを聞かない。本格的な治療が必要かもしれないくらいだ。

そんな私から、アルコールを取り上げたら心が乱れるだろう。同じように、マスクの強迫神経症の人からマスクを取り上げたりしたら、きっとその人も心が乱れるはずだ。

妙にマスクにこだわる人を見かけたら、ある意味それは自分の仲間なのかもしれない。だからこそ、今回の記事のように、投影をすることで批判してしまっているのだろう。おそらく、矛先は自分自身の強迫神経症に向かっているのではないだろうか?と思ったりもする。