社労士事務所(ほかも)を辞めたいとき、まず始めるべきこと

私は今、現職の社労士事務所を辞めたい。その理由はこちらのとおりだ。一言でいえば、私の居場所ではないということ。

※追記:2020年5月に辞めました!!

さて、あなたはどうだろうか?

あなたも、今の職場を辞めたいって思ってはいないだろうか?

もし思っているなら、まず心からお褒めの言葉を捧げたい。「素晴らしい!あなたは柔軟!豊かな人生を築ける!そして、よくぞこの記事に来ましたね!」と。

それだけでも大きな前進だと思う。

今回の記事を参考にして、次なるアクションへとつなげていただきたいです。
今回はあくまで私の例ではあるけれど、社労士事務所を辞めたいと思った瞬間からとった行動についてお話ししてみる。

その前にひとつ忠告。

読んだだけで行動しない人も多いだろうが、それはなるべく避けていただきたい。
今は新型コロナで厳しい世の中になっているが、実際に転職しようがすまいが、最低限、情報収集・調査・分析などの活動はしたほうが良い

はじめからあきらめて何もしないのと、何か行動する人とでは、下地の固さが変わってくる。いざというときのチャンスを逃さないよう、今から早速始めてみよう!

 ★転職上の人気なサービス★
今日本では多くの人が転職を考え、エージェントサービスに登録している。 士業や管理部門特化型のエージェントも存在する。今の事務所を辞めたいが職種は変えたくない(あるいは近いものがいい)という方は、下記に登録しておいてはいかがだろうか?
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【その1】転職関連の動画や本を見る

辞めたいときは、今すぐにでも辞表を出したり契約未更新を告げたくなるもの。

しかし、いくら辞めたいとはいえ、感情的に行動するのはあまり良くない。

まず必要なのは、辞めどきを見計らうこと。そして、本当に辞めるべき状況なのかを考えること。そう、ある程度客観的な目線も欠かせないのだ。

そこで私がやったのは、転職関連の動画や本を見たこと。

以下にて少し説明してみる。

YouTubeで転職動画を観る!オススメのチャンネルは?

YouTubeでは、転職コンサルタントやビジネス系YouTuberが、転職について語っている。

以下、オススメのチャンネルをご紹介するので、是非登録しておくと良いだろう。

メガネ転職コンサル(池田佑樹さん)

数多くの転職希望者にコンサルティングをしてきた人。転職に特化した情報を発信している。転職の仕方、辞め時、世相など、政府の統計等の公式発表を交えながら熱く解説している。簡潔明快で非常に分かりやすい

マコなり社長(真子就有さん)

ビジネスや人間関係の動画が多く、ぐうの音も出ないほどうならされる。副業OKかつホワイトなプログラミング教育会社の若手社長。堂々と転職しよう!と勧めている。古いしきたりにメスを入れ、良好な人間関係を目指す点からも、いろいろ参考になることが多い。

樺ちゃんねる(樺沢紫苑さん)

精神医学的な見地から、ビジネスや人間関係のお悩み解決動画を出している。精神科医なのと、年齢も他の方よりも重ねられているため、良い意味で独特な切り口。とくに医学的な面のお話はかなり参考になる。

メンタリストDaiGo(DaiGoさん)

うさんくさいといって嫌う人もいるが、心理学や科学的な見地から、世の中のあらゆるジョーシキをぶった斬っていく人。論文などのエビデンスを元に情報発信しており、転職についても科学的な視点で語っている。たいてい人生がうまく行っていない人ほど、この人を嫌っている気がする。

Utsuさん(宇都宮隆二さん)

貫禄のある口調、鋭い視点、冷静な分析でビジネスについて語る。外資系企業の日本進出コンサルを行っており、若者向けの発信も多い。お話はときに耳に痛くもあるが、非常に勉強になる。見かけによらず若い(褒め言葉)。

マナブ(坂内学さん)

副業などで引きこもって稼ぐ方法や新しい働き方などをクールに伝授している、俗世離れのフリーランサー。色々達観していてすごいと素直に思う。転職の考え方についても非常に参考になる。今どきの若者といってあなどってはならない。すごい稼いでいる人。本当のお金持ちとはこういう人なんだなと思う。

とりあえず以上で良いだろう。あとは、気になった人がいたら適宜チャンネル登録していこう。

転職に関する本を読む!必読書はこの2冊

YouTubeもかなり役に立つが、やはりバイブルのような本は1冊か2冊くらい読んでおくと良いだろう。

中でもコレ!というのは、次の2冊だ。これらがあれば、あとはいらない。変なサイトを参考にするくらいなら早速読んでみよう!

科学的な適職

科学的な適職

科学的な適職 もくじ

これはメンタリストDaiGoさんがオススメしていた本。行間もあって非常に読みやすかったが、内容は実に濃いものだった。

好きなことややりたいことで仕事を選びがちな私たち。でも、その考え方が本当に良いのか、改めて考えさせられた。

研究データをもとにして論じられているため、ただただキレイゴトだけを並べる転職指南書とはちがう。目から鱗の連続。固定観念を打ち破ってくる。

たとえば、人々は、好きなことを仕事にしたいとか、給料の多い仕事がいいとか、適性に合った仕事を選んだりとか、楽な仕事がいいとか考える。
しかし、そういったものには転職を失敗させる原因が潜んでいる可能性がある。かのスティーブ・ジョブズも、決して好きであの仕事を選んだわけではないそうだ。

ただ、書かれている内容を完璧に実践することは、かなり難しい。でも、100%とは言わないが、適職に出会える確率は飛躍的に高まると思う。それだけ、学び得るものは多い。

 

転職の思考法

転職の思考法

転職の思考法 目次

マコなり社長がオススメしていた本。小説テイストで書かれており、物語の展開が気になって仕方がなかった。

これもまた、転職しようとするときに私たちがとりがちな行動にストップをかけてくれる一冊。

世の中には、転職エージェントに頼って転職活動をする人は多い。無料で登録できて指南もしてくれて嬉しいのだけど、本当にそれで良いのか考えされられる。この本では、エージェントのビジネスの仕組みを知ることができ、エージェントの言うことを鵜呑みにしたら逆効果になる可能性があることにも気づけた。

世の中の求人情報にも良いことばかり書いてある。だから私たちは、本当の目を持つことが必要になってくる。

この本は、私たちの転職の思考を覆すような力を秘めている。完璧に思考を改善できなくても、読んでからの転職活動は一味違ったものになるにちがいない。

 

【その2】転職サイト等に登録する

次は、転職サイトや転職エージェントサービスへの登録。

ただし、先述の【その1】に書いたこと(動画視聴や読書)は、これから説明する【その2】と相互に行なっていくことがオススメ。そうしなければ冷静な目を養うことができないからだ。

転職サイトには良いことばかり書いてあるし、エージェントもバンバン電話をかけてきたり、求人情報を送りつけてくる。

「あなたに合ってますよ!」と書いてあっても、決して鵜呑みにしたらいけない。

「だったら登録しなけりゃいいじゃん」と言われそうだが、登録の大きな目的は、あくまで情報収集と応募だ。登録せずに活動しても良いが、悪い求人に出会いにくくなる。それに、良い求人にも出会にくくなる。

なので、うまい情報には流されないぞ!という強い意思を持ちつつ、転職サイト等に登録してみよう。Web履歴書等もサクサク作れて、なかなか便利でもある。

以下、私の感想と共にご紹介するので、是非参考にしてほしい。

MS Agent:士業、管理部門特化型エージェント

エージェントには色々あるが、MS Agent は Ms-JAPAN が運営する、士業特化型エージェント

やっぱり社労士事務所が良いとか、今の職種に近い仕事が良いなら、ここに登録しておいてはいかがだろうか?特定の条件下ではあるが、転職決定率No.1も誇っている。

エージェントなので、キャリアアドバイザーと1対1でのやりとりとなるが、士業特化型というメリットは大きく、企業に対しての熱意アピールにもなりそうだ。

⇒ 経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】

マイナビ転職:求人数が多く、ストレスも少ない

これはエージェント(仲介業者)ではなく、ただの転職サイト。だから担当者はつかない。スカウトやオススメ求人のメールは来るけれども、そこまでしつこくなく、使いやすい。

しかも屈指の大手ということでもあり、求人数はかなり多く、私もここからいくつか応募している。

サイトそのものも見やすく、使っていてストレスを感じない

似た名前に「マイナビエージェント」もあるが、これは担当者がつくタイプのもの。ちがうものなので、ご注意願います。

⇒ マイナビ転職

en転職:非常に使いやすい、ちょうどいい

これも使いやすい。ただ、マイナビ転職よりは求人数が少ないかも?という印象。だけど業種とかにもよるのかも。

企業のクチコミページも簡単に見られるようになっており、調査するときに便利。見やすさや使いやすさも、私としては一番

オススメの求人情報もけっこう届くけど、そこまでうっとうしくない。ストレスの少ない転職サイト。ありがたい。

⇒ en転職

type:やや個性があり、面白い求人があるかも?

ちょっとクセがある転職サイト。AIのキャラクターが、担当者みたいな感覚でオススメの求人を出してくれる。

他の転職サイトにはないような面白そうな求人があるけれど、求人数がやや少なめ。都市部は良くても、地方だとちょっとキツいかも。

だけど見てみるだけでも面白い。ぜひ登録しておくと、そのうち良い求人にめぐりあえるかも。IT関連や営業系やものづくり系の求人が多いイメージがあるので、そういうのが良い人は特に!

実は私、ここからひとつ応募して、今度面接を受けることになりました(後日談:落ちましたw)

type

※ 担当者がつくエージェントサービスもある。個人的に濃く活動したいならこちら。

【type転職エージェント】

私的には う〜ん なもの

世間的にはかなり人気があるけれども、私としてはそこまでオススメしないのは以下。

リクルートエージェント

これは真っ先に登録した。
というのも、自分の力で検索できるだけでなく、担当者が私のために求人を選んでくれると知ったから。

しかし電話が頻繁にかかってきた(無視したけどw)

業界最大手であり、求人数も2019年1月末時点で25万件超という規模なので、とりあえず間違いではない。が、担当者によって質はまちまちらしい。

私は、一度話だけ聴いてもらおうと思って予約しようとしたが、新型コロナの影響か、対面ではなく電話面談を提案された。しかしそれも都合が合わなかったため、結局アンケート調査となった。

かなり人気のサービスだが、なかなか自分の思いどおりにならかったため、ほとんど使わず放置となった(ワガママですね^^;)。

でも、ステキな担当者もいるらしいから、アタリを引けば儲けものかも。

⇒ リクルートエージェント

doda

よく広告で見かける転職サイト。読み方は、ドーダではなくデューダ。YouTubeを観てると広告がしょっちゅう出てくる気がする。

登録したその日から電話が鳴り、仕事中でも堂々とかけてきた。リクルートエージェントよりも電話がよく鳴った気がする!エージェントじゃないはずなのに・・・。

一日家にいる人や、電話が好きな人なら良いかもしれないが、上記の理由から、私はすぐに退会した(あくまで個人的な感じ方によるものなので、悪しからず)。

退会後は、電話はピタリと止んだ。

doda

気になるあれこれ

以上、私が社労士事務所をやめたくなってからの行動をまとめてみた。

しかし、あれやこれやと気になっている人もいるだろうから、最後に少し、補足をしておこうと思う。

ハローワークは行かなくていい?

ハローワークを利用するのもアリだと思う。特に退職後は、求職者給付を受けられる可能性もあるので、積極的に利用して転職活動(というか求職活動)をするのも良いだろう。

ただ、ハローワークは無料で求人を出せるため、ブラック企業も多く紛れ込んでいる。また、履歴書や職務経歴書をWebで登録できないので、ジ・アナログでもある。

ちなみに、離職票を持っていって求職活動する際も、その離職票はザ・紙。まだまだ昭和だ。

ブラック企業の見分け方は?

見分け方は色々あるらしい。先ほど紹介した本にも書いてあるし、先ほどご紹介したYouTuberも語っているので参考にしてみよう。

ただ、本当のところは、実際に面接に赴いたり就職したりしないと分からない部分も多い。

面接では、妥協せず、自分にとって譲れないものについてお話しし、質問もしっかりすることが肝要だと思う。

転職活動をするとき、職場には内緒がいい?

私個人の意見。

現在の職場に対しては、転職活動のことはなるべく内緒のほうが良いと思う。

これは上の者の立場に立って考えてみると分かりやすい。これから転職しようとしている人に、親切にしたいと思うだろうか。また、信頼できるだろうか。そして、無くていい悔恨を残しはしないだろうか。

・・・私自身が上司なら気にならないけど、世の中の上司たちには、転職をタブー視している人も少なくない。要注意だ。

退職を告げるタイミングは?

これは難しい。が、波風立たないようにするには、雇用契約書や就業規則に記載されていることに従うのが良いだろう。

民法的には、正社員なら2週間前に言えばOK。

だが、辞めることもひとつの権利。とりあえず時期など気にせず、辞めたいときには告げてみよう。

ただ、退職代行サービスというものがあるとおり、退職っていうのは実に難航しやすいもの。辞めるときは毅然とした態度をとるべきだ。

転職活動をする時間がないんだけど〜!

YouTubeを観たり本を読んだりするのは、隙間時間をうまく使おう。ここで「無理です」と言われても、私はどうすることもできない。というか今こうやって記事を読んでいる時間があるなら、YouTubeや本を見る時間は捻出できる気がする。

でも面接とかは、有休や欠勤をうまく使うしかないね(^^;)

こんなことを言ったらあれだが、あなた一人が休んだところで、誰も困りはしない。代わりはいくらでもいる。仮に困ったって、そいつらは所詮他人。気にする必要はない。

それができないなら、そこはよほどのブラックだから、今すぐ辞めてしまえばいい。心身のため、将来のため、毅然とした態度で立ち向かえ!

というか辞めたい辞めたいと言っておきながら、まだなおしがみつこうとする理由は何なのか?

そこを明らかにしなきゃ、次に行く職場でもまた同じ目にあうだろう。厳しいことを言ってすみません。

本当に自分は今の職場を辞めたいのか?

転職活動をしていると、本当に辞めて良いのか?とか、ただ感情的になっているだけなのでは?とか、やはり度々思ってしまうものだ。

でも、これから新しいことや慣れないことをするときは、一種の防衛本能のように、そういう考えは湧いてくるもの。

もし仮に辞めない結論になるとしても、転職活動をすることで今の職場や自分を客観視できるようにもなる

だから、迷わずに転職活動をしてみてほしい。

ちなみに、今の職場が良いか悪いか迷っている人には、先ほどご紹介した本が役に立つ。2冊にしか絞っていないので、両方とも読んでみることを強くオススメしたい。

・・・・・

・・・以上、今いる社労士事務所を辞めたい!という人に向けてのささやかなアドバイスでした。

この記事を読まれただけでも、かなり転職の思いは固まってきていると思う。自分の気持ちに素直になって、まわりの目など気にせずに突き進んでいただきたいです。
⇒ 経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】