第52回社労士試験まで2ヶ月なし!ここからが勝負の分かれ目!

今日は6月26日。令和2年度の第52回社会保険労務士試験まで、あと2ヶ月もない。私は受験しないが、以前受験した身としては、とても他人事のようには思えない。

ではまず、試験日時の再確認!

・試験日: 8月23日(日)
・着席時刻: 選択式10:00、択一式12:50
・試験時間: 選択式10:30-11:50(80分)、択一式13:20-16:50(210分)

そして次は、残りの期間でやるべきこと(我流)をお伝えしていこう。

今、模試の結果を受けて、一喜一憂している人は多いと思う。でも、ハッキリ言って、残りの期間の取り組み方次第で、勝負が分かれる。つまり、、

勝負はこれからだ!

模試の問題をしっかり理解する

模試は、各予備校が過去問や動向を徹底分析した上で作成しているため、これをしっかり理解することが重要となる。予想問題が外れることは通例ではあるものの、本試験では似たような問題が出されたり、知識の紐付けによって答えを導き出せたりもする。

とにかく、模試の問題はきっちり復習したいものだ。

一喜一憂している暇はない。

では、どの程度やれば理解したといえるかというと、その問題について誰かに詳しく解説できるレベルだ・・・と言いたいところだが、それをやると、とてもとても時間が足りないので、問題を見たらその周辺知識をイメージできる程度で良いだろう。左脳よりも右脳をフル活用しよう。

私は、受験1年目は、本試験の2ヶ月ほど前から市販の模試に取り組んだ。
そのときの点数は、下の写真のとおり、択一式で30点台だった(受験番号欄は日付になっている)。6月21日は37点、8月1日で35点というありさまだった。。

・・・でも!

同じ年の本試験ではなんと53点54点を取ることができたのだ!!(選択式健保で1点足りず落ちたが)
 ※ 53点と記憶していたが、再確認したら54点が正しかった。

だから、今は全然合格ラインになくても、残りの期間の取り組み方次第で20点近く点数を上げることは不可能ではない。特に模試は難しく作ってあったりするので気を落とす必要はない。

もちろん模試の復習だけではいけないので、以下にてお伝えすることを併せて取り組んでみてほしい(あくまで我流)。

横断学習をしっかり行う

これまでは科目ごとに取り組んでいた人も多いと思うが、模試などで、その欠点が如実に表れたと思う。

そう、実際の問題は、他の科目の内容をダミーとして盛り込んできたりするし、たとえダミーでなくても、脳内が混線し、 誤った答えを選んでしまったりする。

ある程度知識の下地ができている今、横断学習を行い、しっかりと知識を整理しておくことが望ましいだろう。

横断整理ができて頭の中がスッキリすれば、それだけで点数UPを実現できる。頭の中がごちゃごちゃした状態では、物が散らかった汚部屋の中にいるのと同じで、目当ての物(知識)を導き出しにくくなってしまうのだ。せっかく所持しても、引き出せなきゃ宝の持ち腐れ。

法改正、白書・統計等の知識を整理する

法改正や白書・統計等も、最低限今年分と昨年分は押さえ、整理しておいたほうが良いだろう。

法改正についてはほとんど出題されないこともあるし、白書・統計等も範囲が広すぎで対策しようがないが、ポイントがまとめられたテキストなどを一冊持っておき、試験当日までしっかり読んだり解いたりすると、心を平穏に保ちやすい。

不安などで心が乱れると、勉強に集中できないし、本番も自信が持てない。最低限のことでもいいから、今やれることにバランス良く取り組みたいものだ。

ひたすら過去問を解く

とにかく手を動かし続けよう。

ただ、すでに答えを覚えてしまっているなら、その問題をどこまで解説できるか、イメージしてみると良いかもしれない。もし何も解説できないなら、答えがたとえ正解でも、本試験で似たような問題にノックアウトされるだろう。

「この問題、別の科目にも似たようなのがあるなあ」という具合に、横断的イメージを行うのも効果的。そこでいまいちイメージできないなら、テキストに戻って再確認。

そういった学習を毎日繰り返し、知識の筋力が衰えないようにトレーニング♪

健康管理も忘れずに

これからの時期は蒸し暑さがピークに達する。体力の消耗も激しくなり、そこにプレッシャーも重なる。

人によって様々だから断言はできないが、頑張ることは大切であるも、余力を残しながら取り組むべきだろう。

睡眠時間を削ったり、食事を抜いたりするのはよろしくない。栄養をつけて英気を養っていきたいものだ。

子育てや仕事に励んでいる人も多いだろうが、家族の協力も必要となる。甘えられるなら今しっかり甘え、受かってから恩返しをしよう。

からだだけでなく心も健康に!メンタルヘルスマネジメントは、社労士の仕事のひとつ。プライドにかけて自分の心身を守ろう。

今活用したいテキストやサイト

最後に、当時私が活用したテキストやサイトについてお伝えしよう。ただ、時期が時期なので、基本書は紹介せず、今の時期にふさわしいものに限定する。

横断用テキスト

私が合格した回の直前期に愛用した横断テキストは、TACのオレンジ色のやつ。内容はそんなに詳しいものではないが、頭の中の整理をするにはちょうどいい量で、うってつけ。下記にゴージャスなリンクを貼っておこう。

法改正や一般常識の対策用テキスト

同じく、私が合格した回の直前期に愛用したテキストは、またもやTACの「無敵の社労士」だ(TACのまわし者ではありません!)。最初はあまり期待はしていなかったが、重要判例まで掲載があり、内容は申し分なかった。本番の日も携帯し、開始の目前まで眺めた。良きお守りにもなった気がする。下記にリンクを貼っておこう。

過去問サイト

過去問については、あるサイトを使ってひたすら取り組んだ。そのサイトについては下記の記事にて詳しくご紹介しているので、参考にしていただけたら幸いだ。

ナイショだよ!無料で社労士試験の過去問を大量に解けるサイト

これまでに使っていた基本テキストの使い方

主にインプットに使った基本テキストは、もはや読み込むことはしない。

この直前期は、主に問題の解説代わりに使うことになるだろう。

そのとき、該当箇所のみを読むだけでなく、周辺知識や横断知識もザッと目を通し、条文のキーワードも目に入れ、イメージできるようにしておこう。そうすれば選択式対策にもなる。


以上、今回は社労士試験直前期の学習方法についてお伝えしてみた。

偉そうにすみません。

でも、もしあなたの心に共鳴したら、ご紹介したサイトやテキストを活用し、最後の期間を全力で頑張ってみてほしい。

「自分には無理だ」と決めるのはまだ早い。無理だと思ったら本当に無理になる。

私は、ちょっとバカな人間なので、市販模試で30点台でも「合格しちゃったりして♪」と思っていた。残念ながら選択式健保で1点足りずに落ちたが、択一式は53点54点。それが自信となり、「次こそは合格だ!」と意気込むことができ、翌年合格した。
 ※ 53点と記憶していたが、再確認したら54点が正しかった。

もし今、あなたが自信を無くしているなら、「合格してやる!」と力むより、「合格しちゃったりして♪」とワクワクしてみよう。すると、みるみる妙な自信が湧いてくるはずだ。