【2021年版】学歴不問!就職に強いオススメ国家資格・公的資格の予想

かなり気が早いが、2021年版として、学歴不問の、就職に強いオススメ国家資格および公的資格を予想してみた。

私の予想が当たるかどうかは分からないが、ある程度根拠があり選んでみた。

昨今、新型コロナ等により経済がかきまわされ、資格の有無は関係なく、勝負が難しくなってきている。でも、ライバルと少しでも差をつけるには、資格の有用性を利用したいものだ。

これから就職・転職をお考えの方は、是非取得を目指してみてほしい。

登録販売者

「聞いたことがあるけど何かいまいち分からない」という人も多いであろう、登録販売者。都道府県ごとに試験を行っているため公的資格と思われがちだが、国家資格でもある。

どんな資格?

一部の医薬品販売が可能となる資格。ドラッグストアやその他のあらゆるお店において、医薬品を販売するには、本来薬剤師が必要である。でも、登録販売者を置けば、一部の医薬品の販売が可能となる。薬剤師からしたら少し煙たい資格かも。

なぜ強い?

高齢者の増加、新型コロナの影響による衛生意識の高まり健康志向者の増加により、ドラッグストア等の需要が高まっていると思われるため。実際、私の住む地域でも、ドラッグストアの新設が所々で見られる。コンビニや電器量販店での活躍も可能。

注意点

私以外にも、オススメの資格に登録販売者を挙げている人がいるし、資格サイトでも上位に食い込んでいたりする。となると、資格保有者も今後増えていく可能性がある。つまりそれは、ライバルの増加を意味する。

また、年1回(都道府県によっては変更の可能性も無いとはいえない)の試験なので、一発合格を狙いたいもの。難関資格ではないので、真面目にやれば合格はしやすいだろう。
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日商簿記検定試験2級

言わずと知れた公的資格。日本商工会議所や各地商工会議所が認定するため、国家資格ではないが、いつの時代も強い。

どんな資格?

仕訳、伝票、試算表、精算表、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L) など、とにかく経営・経理の上で知っておくべき基礎知識・スキルを証明できる資格。ビジネスマンのベースとして語られることも多い。最近試験改革が行われ、2級がやや難化。税効果会計や連結会計というマニアックなものまで範囲になった。

なぜ強い?

とにかく日商簿記は知名度が高く、採用担当者にとっても “まともな資格” “ビジネスの基本” という意識が根強い可能性が高いからだ。ビジネスマンとしての素養を証明する上で手っ取り早い。合格には知識も必要だが、スキル重視型の試験であるという点もポイントが高い。特に事務職においては取得が望まれる。

注意点

優秀な人材ばかりが集まる企業だと、日商簿記2級を持っていても「そんなんフツーだよ」と思われる可能性はある(当然3級では力不足だが、企業によっては評価されうる)。

余力があるなら1級まで取得するのも悪くないが、1級は難関かつ年1回の開催であるため、コスパが悪い。なんだかんだ2級がちょうど良い。
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税理士、公認会計士

いずれも難関国家資格。関連が深いため、両方持っている人も少なくない。

どんな資格?

ざっくりいえば、税理士は、税務関連の書類作成や提出代行、税務相談などを行う専門家。試験は科目ごとに行われる。公認会計士は、会計監査や証明などを行う専門家で、医師、弁護士と並ぶ三大難関国家資格のひとつ。取得するのはかなり大変だと思う。

なぜ強い?

士業の開業は厳しいものがあるが、業態が多様な現代では、税務や会計の需要はこの先ますます伸びるだろうし、就職においても大きく評価されるだろう。だから2021年だけでなく、この先も強い資格として君臨し続けるはずだ。特に、税理士が公認会計士の資格まで持つと、鬼に金棒。

注意点

難関だから、当然時間と労力を大きく消費する。オススメしておいて申し訳ないが、税理士だけでも、この “数年” のうちに取得できたらお手のもの!でも、税理士ならば、1科目から受験でき、いわゆる科目合格も狙える。それだけでも十分素晴らしいことなので、しっかり勉強すれば2021年の試験での合格も夢ではない。

なお、素晴らしい資格ではあるが、無敵ではない。難関であるからこそ、なぜ取得しようとするのか?という点を明確にさせないと、採用面接で苦労するだろう。また、本気で税務や会計に携わりたい!と思えない人は、税理士や公認会計士を目指すのは再検討したほうが良い。プロフェッショナルとして生きるとは、そういうことだ。
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その他の国家資格・公的資格

以上の3つに絞りたかったところだが、「あの資格は!?」「この資格は!?」と、色々疑問の声が聞こえてきそうだ。

だから、就職に強いとされる有名な国家資格と公的資格をいくつか取り上げ、私なりの意見を述べていくことにしよう。

ファイナンシャルプランニング技能士

俗にFPと呼ばれている国家資格。3級から1級まである。正直、これは自己研鑽や教養のためなら役立つが、就職には「う〜ん」という感じ。オススメ資格の上位にきている理由がよく分からない。官製資格に思えてならない。

医療事務

医療事務といっても色々な資格があるが、公的資格(民間資格という見方もある)で有名なのは「診療報酬請求事務能力認定試験」だろう。難度もそこそこ。でも、医療事務は実務重視。資格は “持っていても良いが持っていなくても良い” 程度のもの。

社会保険労務士(社労士)

社労士は、受験資格として大卒がメジャーだが、行政書士などの資格があれば学歴不問で受験できる(詳しくは「社労士になるなら学歴は大卒?高卒?それとも・・・?」を参照)。

社労士の仕事は、社会保険や労務に関わる書類作成や提出代行や相談など。メンタルヘルス対策やマネジメントを得意とする人もいる。

働き方改革が叫ばれる現在でも、まだまだ知名度が低い。いまいち何屋さんか分かりづらいのも大きな欠点(詳しくは「黙れ!違う!社労士を知らない人の色々な反応」を参照)。求職先が人事労務系であればある程度評価されるかもしれないが、やはり実務重視な世界ではある。

宅地建物取引士(宅建士)

宅建業に携わりたい人なら有用な国家資格。必置資格でもあるため、そこが社労士とかとは違う。

ただ、超人気資格であるため、物珍しさはないし、需要と供給のバランスも気になるところ。詳しくは「役立つ超人気国家資格「宅建士」について思うこと」を参照。


以上だ。納得いかない人もいるかもしれないが、一部はまあギャンブルみたいなものだと思っていただくと良いだろう。

何の資格であれ、自分にとって信念を持って取り組むことが大事だ。いくら就職に強い資格といっても、「あの人が紹介していたから」という浅ましい理由でスタートして合格したとしても、大して幸福感も味わえないし、路頭に迷うことになる。

2021年はどんな年になるか分からないが、幸ある一年になることをお祈りします。